牧区樫谷町内会(渡辺寿彦町内会長)は26日、雪に覆われた同所の水田に住民らで「くん炭アート」を描いた。1週間程度、沿道から見ることができる(天候次第で期間は変動)。
10年以上前から毎年冬に、地元の渡邊英夫さんがくん炭(もみ殻を炭化させたもの)で文字を書いてきたが、2019年から住民参加の催しとして、同町内会主催となり、テーマを定めて絵を描いて続いている。
最近はテレビ番組のキャラクターなどを描いてきたが、今年はあらためて同区の魅力に注目。過去に牧中生徒が考案した「どぶろくスイーツ」をPRするキャラクター「まきろく」を図案に選んだ。
作業には住民ら約20人が参加。下絵に沿ってくん炭をまき、「牧っていいね!」のメッセージを添えて完成させた。
渡辺町内会長(63)は「町内では高齢化が進み、交流の機会が失われている。この催しが、住民をはじめ広く市民が集まる契機になれば」と話していた。