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ユナイテッド航空のマイルを使って発券できる、日本国内線の特典航空券をご存知だろうか。本誌の読者であれば、「そんなの知ってるよ」と言う方も多いかもしれないが、念のため簡単に説明する。
ユナイテッド航空と同じスターアライアンスメンバーのANAや、エア・ドゥ、ソラシドエアなどに搭乗でき、また片道分のマイルで東京/羽田〜札幌/千歳(1泊)〜静岡といった乗継旅程を発券できること、前便繰り上げに対応していることなどが特徴だ。特に乗継旅程は魅力的だ。ストップオーバーはできないものの、乗継10時間以上の旅程も複数出てくるため、乗継の間にも旅行を楽しむことができる。
今回、東京から、筆者の地元である静岡県へのゴールデンウィークの帰省と、ANAの札幌/千歳〜静岡線の期間限定運航が重なったため、念願の「寄り道旅」を決行した。記事ではその様子をお届けする。
予約した航空券を紹介
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筆者が予約した航空券はこれだ。羽田空港を4月27日午後3時50分に出発、新千歳空港を経由し、富士山静岡空港には翌28日午後0時15分に到着する。新千歳空港に到着してから出発するまでの乗継時間は17時間5分で、この間は札幌に1泊する予定だ。
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ちなみに予約時点で、羽田を出発し、福岡・宮崎・沖縄を経由、富士山静岡空港に到着する、計41時間45分の旅程も同じく片道分5,500マイルで発券できる日もあった。このように、”破壊的な旅程”の航空券が出てくることもあり、なかなか面白いものだ。
羽田空港カウンターは混雑気味?
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先に書いたように、ユナイテッド航空の日本国内線特典航空券は、前便繰り上げに対応しており、札幌での滞在時間を伸ばしたかったため繰り上げることにした。ただし、カウンターに並ぶ必要があり、当日はかなり混雑していたのが残念なポイントであった。
30分程度並んだ後に、当初の旅程より3時間ほど早い、羽田空港を午後0時50分発の便に振り替えてもらうことができた。これにより、乗継時間が20時間5分となる。極端な例でいうと、朝一番の便に繰り上げしてしまえば、もっと長く滞在することができるというのはなかなかすごい。
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▲乗ったのはエア・ドゥ便だった
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▲最近開始された機内エンターテインメントの案内が可愛い
六花亭 喫茶室
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札幌に着いてからは、六花亭の喫茶室でピザとホットケーキを楽しんだ。
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▲ホットケーキ(750円)
開陽亭 すすきの レストランプラザ店
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開陽亭で夕食。観光客向け価格とはなってしまうが、北海道に来た気分になれる料理ばかり堪能できる。
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3,500円のホテルへ
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本日の宿へ。道を歩いていると、クレーンを見ることが多かった。札幌はタワーマンションが新しく建築されていたり、新幹線開業への準備が進められていたりと、まだまだ進化を続けている街だなと感じる。
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さて、こちらが本日の宿のビジネスインノルテ中島公園となる。全国旅行支援の適用なしに3,500円(税込)で、ホテル自体の古さは感じるものの、内装は綺麗な状態に保たれており、コスパがいいなと感じた。
ゴージャスな朝を迎えるには?
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2日目の朝は、札幌の有名な卸売市場「場外市場」から始まった。積荷を載せた珍しい乗り物が公道を走っていたのが印象的だ。
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ただ、ここで場外市場は通り過ぎ、目と鼻の先にある「市民の台所 さっぽろ朝市」に向かった。
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▲寿司屋、海産物店などが入居している
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今日の目当てはここに入っている寿司屋「ひかり寿司」だ。場外市場で飲食するよりも、こちらで食べた方がリーズナブルだと感じている。寿司は3グレードあり、下から、市場寿司(1,430円)、魚河岸(2,200円)、ひかり(2,750円)となる。筆者は市場寿司を注文した。
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なんと、これが1,430円(税込)だというのだから驚き。味噌汁とお茶も付いている。味も最高で、朝からこんなに幸せでよいのだろうかと思う。
場外市場でお買い物
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ホタテを購入しようと思い、帰る前に場外市場にも立ち寄った。1枚300円後半で購入できる。「一度捌いてみたい!」と思っていたので、筆者の実家へのお土産にもちょうど良かった。
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配送は2,500円程掛かるというので辞め、発泡スチロールに持ち手を付けてもらって、今日は1日、ホタテと一緒に行動することになった。
プレミアムクラスへアップグレード
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ユナイテッド航空の日本国内線特典航空券でも、プレミアムクラスへのアップグレードは可能である。偶然、空席があったためカウンターでアップグレードを行った。価格は8,000円(税込)だった。
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▲午前10時59分以前に出発の便は、軽食が提供される
あなたも”寄り道旅”はいかが?
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この記事で、少しでもユナイテッド航空の特典航空券による”寄り道旅”の魅力が伝わっていれば嬉しい。一例として、今回のように東京から静岡までは、移動するとなれば東海道新幹線を利用するのが通常で、安く済ませようとすれば高速バスとなるだろう。
しかしながら、移動というのは何も最短経路である必要はない。札幌を経由しても、沖縄を経由しても、全然構わないのだ。経由地でもまた魅力ある新たな地を見つけるかもしれない。ぜひ、たまには”寄り道旅”も検討してみてほしい。