宇野昌磨やネイサン・チェン、坂本香織ら世界のトップスケーターが集結し、唯一無二のアイスショーを繰り広げる『THE ICE2023』。『2022四大陸選手権』銀メダリストで、同ショーには6年ぶりの出演となる高橋大輔が6月14日、ショーの見どころや魅力をアピールした。
アイスショー『THE ICE2023』に出演する高橋大輔(6月14日・大阪市内)
最前線で活躍するトップスケーターたちのエネルギーを間近で感じられることが第一の魅力と高橋。自身はアイスダンスの村元哉中とペアで出演を果たす。
「エンターテイメントに特化したスケーターたちの表現もなかなか見られませんし、夏ということでみんなも新しいプログラム用意してくると思うので、そこも見どころだと思います」と、競技では見せないスケーターたちの姿を楽しんでほしいと語る。
さらに高橋は、スケート靴を脱ぎ、ダンスも披露するという。挑むのは、高橋とケヴィン・エモズのユニットAと、ジュンファン・チャとイリア・マリニンのユニットBだ。「ダンスのオファーをいただいたときは、最初は本当にどうしようかと。陸かぁ・・・と思って(笑)」と冗談交じりにコメント。
そして「氷上と陸とでは同じ踊るにしても足の使い方が違って、結構難しくて。前にやったときは本当に苦労しました。でも、今回はその心構えはできているので、いろいろ準備できるかなと思っています」と語った。
ペアを組むケヴィン・エモズについては、「氷の上では速い動きからゆっくりで綺麗な動きまで、振り幅の広いスケーターという印象があります。ただ、陸で彼がどんな動きをするのか全然想像できないので、そこは楽しみですし、負けないようにしたい」と笑顔で明かした。
もちろん、「かなだい」ペアにも注目だ。「このペアでは3シーズンしか試合をやっていないので、音楽のジャンルもそうですし、ダンスも違うジャンルをやっていなくて。いつまで滑られるかわかりませんが、今後は競技時代とはまったく異なるものも披露できるよう、やっていきたいと思っています」。
『THE ICE2023』は、7月29・30日に「丸善インテックアリーナ大阪」(大阪市港区)で開催。宇野昌磨やネイサン・チェン、坂本香織ら世界のトップスケーターも出演する。
取材・文・写真/岩本