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ストラスブールは2日、新監督にフランス人指揮官パトリック・ヴィエラ氏(47)を招へいしたことを発表した。契約期間は2026年6月30日までの3年間となる。
トッド・ベーリー氏を中心に、昨年5月にチェルシーを買収したコンソーシアムの『BlueCo』が新オーナーとなったストラスブーは、27日に15位でリーグ・アン残留に導いたフレデリック・アントネッティ監督との契約を発表し、新指揮官探しに動いていた。
そして、後任に指名されたのが、ニースやパレスで若手を独り立ちさせたヴィエラ氏だ。
これまでマンチェスター・シティのユースカテゴリーでの指導を皮切りに、ニューヨーク・シティFC、ニースの指揮官を歴任してきたヴィエラ氏は、2021年7月にクリスタル・パレスの監督に就任。当初はその手腕に懐疑的な声もあったが、王者マンチェスター・シティに勝利するなど存在感を示し、プレミアリーグでは最終的に前年度の14位を上回る12位でシーズンを終えた。
しかし、2022-23シーズンはMFコナー・ギャラガーがレンタル元のチェルシーに帰還したことも影響して、開幕からの10試合でわずか2勝と低迷。2022年末から公式戦11試合未勝利に陥ると、3月17日に解任されていた。
新監督に就任したヴィエラ氏は、公式サイトで以下のように喜びを語った。
「レーシングに加わることができて、本当にうれしい。私はこのクラブの歴史とアイデンティティ、情熱、 サッカーとパッションの地であるこの地域にとって、このクラブが持つ重要性を知っている」
「マルク・ケラー会長の下での近年のクラブ再建は、賞賛に値する手本だ。ケラー氏と一緒に仕事ができることは、私にとって大きな喜びだ」
「今日、レーシングにとって新たなサイクルが始まり、クラブの強さを定義してきた価値観に寄り添いながら何かを築き上げることができるのは、コーチとしてエキサイティングなことだ」