3日、YBCルヴァンカッププライムステージの組み合わせ抽選会が開催された。
今シーズンは通常ではグループステージに不在だったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場クラブも参加した大会。8チームが勝ち上がり、準々決勝の組み合わせが決定した。
抽選会後、FC東京との対戦が決定したアビスパ福岡のMF紺野和也が取材に応じ、大会への意気込みを語った。
昨シーズンまで在籍した古巣との対戦が決まった紺野。率直な気持ちとしては「チームのみんなからFC東京を引くんじゃないと言われていて、本当にそうなってビックリ、驚きの気持ちです」と、まさかの結果になったことに驚いたようだ。
その古巣との対戦については「リーグ戦も含めて一気に3連戦となるので、そこの戦い方も色々考えないといけないと思います」とコメント。9月2日にリーグ戦で対戦し、6日、10日と3連戦になることに言及。「FC東京との試合は他のチームとの対戦よりも気持ちが入りますし、違った感情があるので、やるからにはしっかり勝ちたいです」と、必勝を誓った。
負ければ即敗退となるカップ戦。一方で、タイトルへの道も見えやすい状況となる。
「アビスパはカップ戦ベスト4以上を目指していて、そのためには次のFC東京戦には勝たないといけないですし、僕たちはタイトルをなんとかして1つ獲りたいとみんな考えています」
「今のチーム力などを考えれば、リーグ戦よりもカップ戦の方が可能性はあるとみんなで話しているので、より重要な大会になってくると思います」
タイトル獲得に向け、現実的なカップ戦で結果を残したいと語った紺野。その中で、古巣との対決はかなり重要な位置づけとなる。
そしてこの日は、FC東京の代表として日本代表DFバングーナガンデ佳史扶が登場。昨シーズンはよく一緒にトレーニングをしていた仲であり、マッチアップの可能性もある。
「去年も一対一をかなり練習後にやっていて、ある程度(バングーナガンデ)佳史扶の守り方もわかっていますが、そこからお互いに積み重ねて成長している部分もあると思います」
「どんどん仕掛けていくことで、佳史扶だけではなく、FC東京のディフェンス陣は嫌だと思うので、そこを突いていきたいと思います」
古巣相手に得意の仕掛けでチームを勝利に導けるのか。紺野のパフォーマンスにも注目が集まる。