台風13号の接近に伴う大雨で被災した中小企業を支援するため、千葉県は、既存の融資制度の対象を拡大しました。
県によりますと、被災した中小企業の資金繰りを支援するため対象を拡大するのは、県の制度融資の一つで安定した経営に支障が生じている人が利用できる「セーフティネット資金」です。
融資の限度額は8000万円以内で、融資利率は1.1%から1.7%、保証料率は0.4%から1.85%となっています。
融資を受けるには、被災した事実を証明する書類が必要となり、相談や申し込みは、千葉銀行と千葉興業銀行、それに京葉銀行の3行を含め39の金融機関で受け付けています。
なお、県では今回の災害を受けて、中小企業向けの相談窓口を設置しています。
経営に関する相談は、県産業振興センター内の「チャレンジ企業支援センター」、金融関係の相談は県商工労働部経営支援課の金融支援室で、いずれも平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。