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2023年9月22日に公開された動画ではゲストに自民党衆院議員の稲田朋美氏をお招きし、安倍派の新体制について語っていただきました。
集団指導体制ってどうなの?派閥の今後は?
【このトピックのポイント】
・眼鏡と網タイツの着用はクールジャパン戦略担当大臣就任がきっかけ
・安倍派新体制で15人の常任幹事会は人数が多すぎる
・派閥の会長は会員のために意見が言える人物に絞っていくべき
稲田氏のプロフィールは以下の通りです。
もともと大阪で弁護士をしていた稲田氏。自民党で行った講演をきっかけに、当時幹事長代理だった安倍晋三氏にスカウトされ、政治の道に進むことになりました。
「小選挙区で勝てるなんて期待してないから。比例で勝てるから」といい加減なスカウトでしたが、夫の強い後押しがあり稲田氏は出馬を決心。応援演説もない状況の中、373票という僅差で勝利を収めました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして稲田氏に回答していただきました。
服装を考えるって大変ですか?
おしゃれな政治家として知られる稲田氏。有名な眼鏡と網タイツはどちらも地元福井産のものを着用しているとのことです。
その背景には2012年のクールジャパン戦略担当大臣就任があり、日本や地元の良いものを発信する狙いがありました。日本のデザイナーによるドレスを着用したこともあったそうです。
現在眼鏡は40本ほど所有し、はやりやその時の服装に合わせて変えているとのこと。稲田氏は「服装と同じように眼鏡もみなさんにおしゃれでかけ替えてほしい」とコメントしました。
一方でそのおしゃれが批判の的になることも。稲田氏が防衛大臣に就任した時はすでに着用していなかったにもかかわらず、「網タイツやハイヒールをはいている」とイメージでバッシングされたことがあるそうです。
ロングの巻き髪も防衛大臣にふさわしくないと批判を浴びました。当時は批判に対する反発心があったそうですが、短くカットした今は楽に感じることも多いことから、稲田氏は「今考えたら短い髪の毛にしてればよかったなって」と笑顔でコメントしました。
このような批判の背景には女性政治家の少なさがあると稲田氏。女性政治家の多いヨーロッパなどでは防衛大臣でもブーツやミニスカートなど自由におしゃれを楽しんでおり、それで批判されることはほとんどありません。
稲田氏「まだ日本の場合は(批判する傾向が)あると思います」
安倍派の今後どうなる?
自民党最大派閥の安倍派は、塩谷立氏を筆頭に15人の閣僚経験者で構成される常任幹事会を設置しました。
この新体制について「より良いものにしていかないといけない」と稲田氏。一方で「重要なことを決めるのに人数がちょっと多い」とも指摘しました。実際に稲田氏はスケジュールが合わず常任幹事会に出席できないこともあったそうです。
この集団指導体制には「会長を1人に決めるべき」「若手の声をどう反映するのか」「なぜ閣僚経験者だけなのか」といった声もあがっており、稲田氏はあくまで暫定的なものとの見方を示しました。
なぜ15人という人数になったのでしょうか。
その理由について、稲田氏は安倍氏のような圧倒的な存在がいない今、会長を1人に絞るのは難しいとコメント。また、一時期報道された5人衆は派閥内で決めたものではなく、有力な選択肢になりえなかったと説明しました。
その代わりに出てきたのは10人前後で派閥をまとめる集団指導体制案でしたが、最終的には15人になったというのが新体制発足のいきさつのようです。
MC鈴木邦和「最終的には派閥の会長をある程度決めていくのが良いというお考えですか?」
稲田氏「そう思いますね」
その理由について稲田氏は派閥の会長の役割に言及。「本来派閥の会長は自分のことじゃなくて会員のために意見を言っていく立場ですよね。そういう人がいないとダメだなと思います」とコメントしました。
下村博文氏が常任幹事会のメンバーにいない点については本人の決断とのことです。
また、今回の常任幹事会の発足によって森喜朗元首相の影響力が強まるとの見方もあります。
その点について稲田氏は森氏の発言力はあるとしつつ、森氏と直接話す機会が少ないこと、若手の中には森氏の会長時代を知らない世代も多いことなどを挙げ、今後も強い影響力を持つかどうかは不透明との見方を示しました。
動画本編はこちら!
常任幹事会メンバーの稲田氏が語る安倍派の内情とは?
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