伝統的な染色技法「長板中形(ながいたちゅうがた)」を体得した染色作家で千葉県君津市に住む松原伸生さんが人間国宝に認定されました。
県内で人間国宝が誕生するは20年ぶりです。
松原伸生さんは、君津市に住む染色作家で、10月18日付けの官報の告示で人間国宝に認定されました。
58歳の松原さんは、東京・江戸川区で染色作家の父のもとに生まれ、工房が君津市に移ると、父に師事しながら伝統的な染色技術「長板中形」の技法を身につけました。
「長板中形」は型染の一種で、主に浴衣染に用いられています。
県内で人間国宝が誕生するのは、2003年以来、20年ぶりで、君津市では初めてです。
松原さんが人間国宝に認定されたことを受け、熊谷知事は「600万県民を代表して心からお祝い申し上げます。今後も広く芸術振興への力添えを期待しています」とコメントしています。