ブレーデッドジグが日本に浸透し、各社から独自のモノがリリースされてひと段落したころだろう。そこで、今日本に現存する国内メーカーのブレ-デッドジグを集めて大検証!もちろん、それぞれビルダー、もしくは使い手であるアングラーに詳しく解説してもらっているので、あなたが求めるブレ-デッドジグがきっと見つかるはず!今回紹介するのはOSPのブレードジグだ。
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●文:ルアマガプラス編集部
この記事の詳細はルアーマガジン2023年11月号をチェック!
教えてくてれる人
― Profile
並木敏成(なみき・としなり)
JBのタイトルをのきなみ獲得後、渡米してFLWとB.A.S.S.でも活躍。1996年には外国人初のバスマスタークラシック出場を果たす。2000年にO.S.Pを設立、数々の名作を生み出している。
「透明のプラスチックブレードが普遍性を高めた」
並木が初めてチャター系ルアーの存在を知ったのは、2000年代中頃にFLWチャンピオンシップでジェームズリバーを訪れていたときだったという。
並木「それから使い込むうちに、金属ブレードだから見切られているのでは、と感じるケースが出てきた。クランクベイトもシャッドも普通はリップが透明でしょ? アクションを発生する機構としてはクリアブレードでも充分に役割を果たせるし、プレッシャーにも強いはず」
新奇性に飛びつくのではなく、長期に渡ってバスの反応を得られるルアーを作りたい。そうした広い視野からプラスチックブレード採用という独自路線を選ぶことになった。
並木「この手のルアーには適度な『チドリ』があったほうが食わせやすい。一定のスピードまでは直進性が高くて、若干のスピードアップを加えるとチドる、そのほどよいバランスをねらってブレードジグは作り込みました」
チドリを押さえて高速で巻きたいときのために「スペック2」もラインナップ。さらにハイレベルな使い分けをしたいときはトレーラーも含めた微調整にまで気を遣ったほうがいい、と並木はアドバイスする。
並木「付属のアクショントレーラーと比較すると、たとえばドライブスティック4.5inはチドったときのスライド幅が大きい組み合わせになる。ワームの側面がフラットで水を受けやすいからね。オープンウォーターで騙しづらいシチュエーションを巻くときなどは、こっちのセッティングのほうがイレギュラーな動きを演出しやすくなります」
ブレードジグ(O.S.P)
ワームキーパー部分は細身のトレーラーでも装着しやすい形状にデザインされている。
もっともベーシックなのは付属のアクショントレーラーとのコンビ。よりベイトフィッシュライクに見せたいとき、またスライド幅を広げたいときはドライブスティック4.5inも多用しているという。
オーエスピー ドライブスティック 4.5インチ TW178(ライブリーワカサギシルバーフレーク)
並木「意外なところで相性がいいのは4インチのドライブビーバー。ワーム本来のバサロアクションとチドリの相乗効果で、まるでみずから泳いでいるような複雑でなまめかしいアクションが出るんです」
O.S.P(オーエスピー)オーエスピードライブビーバー4inchOSPDOLIVEBEAVER1ウォーターメロンP5本入
― ブレードジグ SPEC2(O.S.P)
従来の3/8ozモデルに、ひとまわり小型の1/4oz用ブレードを装着したのが「スペック2」(写真下)。オリジナルよりも速いスピードでもふらつきを抑えられ、なおかつロッドワークによって上方向に逃しやすくなった。障害物回避&軌道変化によるバイト誘発効果を意図的にねらうことが可能。
― 【おすすめタックル】●ロッド:スティーズ C66MHまたは C610MH+(DAIWA)●リール:STEEZ A II TW 1000XH(DAIWA)●ライン:シューター・FCスナイパー12〜16lb(サンライン)
― ブレードジグ3/8oz
― ブレードジグSPEC2 3/8oz
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