国土交通省は5日から、能登半島地震で被災した直江津港中央埠頭(ふとう)の鉱産品岸壁で応急復旧工事を進めている。3月末までに船荷の揚げ降ろしができる状態まで復旧させる予定だ。
政府は1月26日、予備費を用いて能登半島地震で被災した直江津、伏木富山、七尾(石川県)、金沢(同)の岸壁の応急復旧を行うことを決定。直江津港では7500万円を投じ、液状化や亀裂の入った舗装を修繕することにしている。
同省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所(新潟市中央区)によると、現場は液状化が原因とみられるコンクリート舗装のひび割れ、段差などが発生。県の調査で一部に空洞があることも分かっている。