今回は100円ショップのキャンドゥとホームセンターのナフコで出ていた、激アツな新製品のご紹介です。どちらもかなり人気なアイテムにそっくりな商品です。一つはワットノットの超定番人気商品である折りたたみ式コンテナ。もう一つがワークマンで今年発売になった国産のフルタングナイフです。
【ナフコ】フルタングナイフ 税込3,990円
まずはワークマンのそっくりナイフ。ナフコホームセンターで購入したものから解明していきましょう。
ワークマンと同じ高儀製ナイフ
名前が同じでフルタングナイフです。
似すぎじゃないかと思いましたが、どちらも髙儀(タカギ)製の商品となっています。
ワークマンのナイフがブラックなのに対して、ナフコで見つけたナイフはブラウンになっていますね。
以前に、ワークマンのナイフを、開発段階での試作品をご紹介したことがあります。その試作段階では、茶色の木製ハンドルにシースも茶色のフェイクレザーでした。
しかし、最終的ににワークマンで完成した商品は色がブラック、シースは本革製となりまして、「茶色を出して欲しい」という声が非常にたくさん届いていました。
ワークマンのナイフ自体は非常にご好評いただいていて、今品薄になってるようですが、再生産はしていて今後再販予定はあるようです。
このナイフ、そもそも発端はワークマンで企画、作ってもらったのは髙儀さんという刃物が作れるメーカーです。
髙儀さんの商品として、岐阜県関市の包丁職人さんたちがいる会社で製造して完成した商品です。
ただ、今までもワークマンでは斧など色々な商品があり、そういったものも髙儀製でしたが、ワークマンで発売になった後しばらくして他のホームセンターでも販売されるという、同様のパターンがありました。
だから、どちらも厳密には髙儀製ですが、最初の発端がワークマンでパッケージもワークマン独自のもので作ってもらっています。
今回は、髙儀のナイフとして出されているので、今のところナフコホームセンターで入荷しているという情報が複数ありますが、他のところで売られてるという情報は来ておりません。
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ナフコさんが最初なのかもしれませんが、ナフコのPB商品というわけではないので、この後生産が進むにつれていろいろなホームセンターやアウトドアショップで入荷してくるかもしれません。
たくさんの希望があった茶色のナイフ
ワークマンが黒に対して一般販売用が茶色になっている。
ワークマンで茶色を出さないのかという話ですが、これは開発者の鉄本さんも「今後茶色は検討していく」と言っていました。
ただ、最初にブラックを作ったので、おそらく予定生産数というのも年間で決めてるはず。
だから、まずは黒を作りながら次のラインナップで茶色も検討していくということだとは思うので、ワークマンで今後茶色が出るとすれば、これと全く同じ色合いの茶色になるかどうかは分かりませんが、これはこれで進んでいるようです。
試作段階のナイフは、実は薪割りも何回もしていて使用感がだいぶ出てきています。このシースはフェイクレザーですから、ボタンはいい感じに汚れてきたけど、このテカッと光ってる生地はそんなに変化がないんですよね。
今回のは牛革ケースですから、ガンガン使ってるとそれに合わせてシースもいい感じの経年変化が出てくるんじゃないかと思います。
ワークマンだけだと、全国に店舗があるとはいえ現在品薄で追いついてない状況ですから、同時進行で髙儀製のナイフがその他の店舗にも出回るのであれば、欲しいと思ってくれた人たちに届きやすくなるので個人的にはいいと思います。
ちなみに、色が違うだけでサイズもそして鋼材、ハンドルの材質、ケースまで全て同じですから、単純にカラーを変更して作った製品のようです。
フルタングナイフ開封
パッケージの写真を見る限りいい色してるなって感じですが、中身を見ていきましょう。
茶色いシースの色は、試作品のナイフと似てますね。
そしてナイフを見ていきましょう。包丁のようなデザインのハンドルが特徴的です。
ワークマンのナイフと比較すると、色が変わるだけでだいぶ印象が違いますね。
箱の写真の方が濃い茶色に見えます。箱だけ見てすごくかっこいいと思いましたが、中身を出したら結構明るいブラウンでした。
写真はダークブラウンに見えますが、写真だから実際の色味とはちょっと変わってくることもありますよね。
お店でこれを見つけて、ダーク目なブラウンだなって思って買った後、実際に箱から出してみると、結構赤みが強くて明るい色だなって感じる人もいるかもしれません。
合板ということですが、表面に出てる素材は本物の木材だと思います。
片側がちょっと濃いめなのに対して、裏側が少し赤みが強い感じになっているので、個体差がありそうですよね。
ワークマンのブラックは、「つや消しの黒」という感じで、よく見ると木目が見えたりします。個体差はあるかもしれないけど、パッと見そんなに変わらない場合が多いかと思います。
茶色は、製品ごとに色味にちょっとばらつきは出てきそうな感じがしますね。
今赤みが強くても、経年変化してくるといい風合いになってくる感じもしますし、明るい茶色が好きな人もいるでしょう。
ただ、こうして比べてみると、このワークマンで作っていた試作段階のナイフの茶色とはちょっと違ってもう少し明るめで赤みが強い色です。
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茶色が欲しいと思ってた人に、意外にも早く入手できそうな体勢が整いつつあるんでしょうかね。
コンパクトなフルタングナイフ
改めて、このナイフはフルタングの中ではわりとコンパクトなサイズで、重さが161gとまあまあ軽いものになります。
例えば、樹脂製のモーラナイフヘビーデューティーだと141g、もうちょっと小ぶりなコンパニオンだと118gです。
これらは、樹脂製というだけではなくてナロータングで鋼材の隠れてる部分が細いので、それも合わせてこのナイフより軽いということになってると思います。ブレードのサイズも髙儀製の方がちょっと大きめ。刃厚は3mm、コンパニオンが2.5mm、ヘビーデューティーが3.2mmとなってます。
モーラナイフに関しては、間違いなく実用性が高くてコスパもいいので最高のナイフですが、この髙儀製のナイフも、5,000円以内の商品の中で日本製でフルタング構造って、なかなかないと思います。
さらに、シースも本革なので、買いやすくておすすめできるナイフの一つじゃないかなと思います。
ナフコホームセンターで買えたという情報は複数届いてますから、在庫が残ってるお店では入手できると思いますよ。
あとは、その他のお店でも入手できる機会が増えてくるかもしれませんので、ナフコが近くにないという方は、他のホームセンターも時々チェックをしてみてはいかがでしょうか。
箱から出した新品の状態で普通に使える切れ味にはなってると思いますので、一応普通に削ることはできます。
3mm厚で小ぶりなナイフなので、小さな薪を割るくらいしかできませんが、フルタング構造になってますので安心感がありますね。
グリップの安定性は高いと思うし、いいサイズだと思うんですけど、たくさんの意見が寄せられたようにこの茶色もかっこいいよね。
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4〜5千円の国産フルタングナイフが、これまでよりも出回りやすくなってきたようです。
YouTuber FUKUプロデュース!ワークマン本気のフルタングナイフのご紹介 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア
【キャンドゥ】折りたたみ式コンテナバッグ 税込1,320円
次が、ワットノットの「ソフトコンテナバッグ」のそっくりさんが、キャンドゥで売売られていたのでご紹介します。
ほとんど同じ構造のコンテナバッグ
これは、どちらも同じメーカーが作ってるというわけではなく、ちゃんとキャンドゥが企画した商品のようですね。
お値段税込1,320円ということで、製造メーカーは100円ショップでおなじみのエコー金属さんです。
完全にワットノットの見た目をしてますが、どんなものなのか出してみましょう。
ほとんど同じ構造をした商品ですね。
折りたためて、使いたい時は持ち上げて中のフレームを押し込んではめると自立しますが、キャンドゥのコンテナも仕組みは同じです。
正面のデザインは、ほぼ一緒。開口部、幅、奥行きそして高さもほぼ一緒。
サイドポケットの大きさと位置も一緒で、あえて微妙な違いを探してみるとDカンがワットノットは金属製なのに対してプラスチックになっている。
正面にワットノットのロゴが付いてるけど、キャンドゥは無地。
ワットノットは、中のフレーム無塗装ですが、キャンドルはフレームまでブラックです。
筆者のワットノットはフレームがちょっと曲がってしまっていて、傾いてるように見えるんですが、曲げて戻せば直りました。
このように、結構雑に扱えて非常に丈夫で便利なソフトコンテナですが、日々重たいものを入れているとフレーム曲がっちゃうこともありますが、戻せばいいだけ。
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ワットノットのソフトコンテナは非常に良い製品だと思うんですけど、そっくりさんがキャンドゥで出たか。
割安感のあるキャンドゥ
外観とサイズがほぼ同じということはわかりましたが、やはりキャンドゥということもあって値段が違います。
ワットノットも結構安い1,980円ですが、ただ今回のキャンドゥのコンテナは税込で1,320円。かなり割安感がありますよね。
「100円ショップで出すんだから1,000円切ってくれよ」という声もあるかもしれませんが、今っていろんなものが値上がりしています。
ワットノットのバッグも、昔は1,300円とかで買えた時代があったと記憶していますが、今ではさすがに厳しいですよね。
それでも、Amazonで2,000円の壁を超えないよう頑張ってくれてるんだろうなっていうところが見て取れますが、その今の時代に1,320円で出したというのは、一昔前だったら980円とかに設定しているのと同じくらい頑張って作ったコンテナバッグなんじゃないかと思います。
2つのコンテナバッグを細かく比較
ワットノットのコンテナはいろいろと売りにしてる特徴があるようですね。
●生地
まず、生地は600デニールのポリエステルでタフな仕様になってますということなんですけど、キャンドゥーは糸の太さまでは書いていません。ただ、こうして触ってみた感じの厚みは、同じような感じがします。
キャンドゥの方が、糸が細くて生地が薄いという感じはしませんね。
ワットノットの製品をさらに細かく見ると、生地が二重になっていて、2枚の生地でよりタフな構造になってるんです。
一方、キャンドゥもちゃんと二重になっています。だから、同じようにタフな感じの触り心地なんですね。
●底
底には硬くて丸いポッチが5つ付いてるので、生地が直接地面に触れる事が少なく、汚れやダメージからも守ってくれる構造になっています。
キャンドゥも同じく5つ付いています。
さらに、ワットノットには底板としてクッション的な生地が入ってるのを感じるんですけど、キャンドゥにはそれもある。
キャンプギアを結構ガサツに放り込んでしまっても、何気にいろんなところで守ってくれてるコンテナなんですよね。
●デイジーチェーン
最後にデイジーチェーンを見てみると、キャンドゥのやつの方がベルトが太いです。
そしてベルトの厚みは変わりませんが、編み方というか見た目としてはワットノットの方がちょっと綺麗な感じがしますね。
●その他
サイドポケットもほぼ一緒だし、ポケットの裏側防水のコーティングもどちらもある。
Dカンの素材がちょっと違うということくらいで、キャンドゥのコンテナはワットノットの製品にかなり寄せてますね。
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それでいて1,320円ですから、やはりお得感は高いと思います。ワットノットの製品には色々なカラー・模様がありますが、キャンドゥは色をブラックにしてるというのもいい感じだと思います。
実際に収納してみて使用感をチェック
最後に、いろいろキャンプ用品を詰め込んでみましょう。
なんといっても開口部が広くて深さがあるから、大きなものはそのままどんどん入れてしまえば、サイズの割に結構な量が入るんですよね。
周囲に色々なものが引っ掛けられるので、ギアケースもくっつけられます。
正面はナイフやハンマーを挿してみたり、カラビナをつけて引っ掛けることもできますね。
ワットマットだと、ベルトの幅が細いのでカラビナがつけやすいかもしれませんね。
筆者は普段トランクカーゴに何でも入れちゃう派ですが、こういうのもやってみると結構楽しいですね。
とりあえず、機能的にはワットノットのコンテナとほとんど同じように使えるという事ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ワークマンのナイフ茶色が出ないかなと思ってたら、まさかの髙儀製として先行して発売されました。
筆者が試作段階で触ってた茶色の木とはちょっと違う感じですが、カラー展開が増えたっていうのはいいと思うし、ワークマンでも今後また別な茶色を開発していく可能性もあります。
どちらにしても、国産のフルタングナイフで買いやすいものが増えるっていうのはいいなと思いました。
また、キャンドゥのコンテナはとことん本家に寄せてる感じでしたが、同じような使い勝手で割安感もあるのでmこういうコンテナが欲しかった人はこの機会に狙ってみてもいいんじゃないでしょうか。
というわけで、今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。