佐久地域の車検工場や自動車販売店で相次いでいる自動車の盗難。被害にあった関係者は犯人が見つからず、もどかしい思いを抱えています。当時の状況を取材しました。
■東信自動車整備協同組合・丸山好男さん
「怒りをどこにぶつけたらいいのか。預かっている責任もありますからね」
ある朝、こつぜんと消えた3台の車。
■東信自動車整備協同組合・丸山好男さん
「ここに鍵があるので、鍵の所だけ割られてそこから開けて入って」
割れた窓ガラス。ここが犯人の侵入経路なのでしょうか。
■東信自動車整備協同組合・丸山好男さん
「私が帰ったのが午後5時半だったので、午後5時半から翌朝の7時40分くらいに当番が開けるので、その間」
小諸市の車検工場で23日の朝、外車1台と軽自動車2台などが盗まれていることに工場長が気づきました。
外車にはまだナンバープレートが付いていなかったと言います。
■東信自動車整備協同組合・丸山好男さん
「そこの乗用車が1台まだ整備中の車がありまして、その車のナンバーが前後盗られて、ナンバーの付いていない車(外車)に付けて乗っていったんだと思う。キーは(工場の)中に入っている車は全部付いていました」
さらに、事務所の金庫には何かを使って開けようとした痕跡があったそうです。中の現金は無事でした。工場や事務所には防犯カメラはありませんでした。
■東信自動車整備協同組合・丸山好男さん
「このような事態になって…犯人も見つからずもどかしい。仕事が手につかない状態なので早く犯人が見つかってほしいというのが一番」
警察によりますと同様の被害は小諸市だけではなく、佐久市内でも今月に入って数件確認されています。
警察は関連があるかを含めて捜査していて、施錠の徹底や防犯カメラの設置など、対策の強化を呼び掛けています。