気象庁は3月29日、東京都心部でサクラが開花したと発表しました。
一方、千葉市内のサクラは開花が遅れていて、桜の名所・亥鼻公園の「さくら祭り」は、開催期間が延長されることになりました。
千葉市では29日、午前中から湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、ところどころで雨や風が強まりました。
一方で、午後は天気が回復し、最高気温が20℃ほどとなるなど、4月下旬並みの陽気となりました。
こうした天候の変化は春の風物詩、桜にも影響を及ぼしています。
記者レポート
「千葉市の亥鼻公園です。午後になり天気も回復してきたため屋台の開店準備を始めている方が見受けられます。一方で、桜の開花はまだのようで、来場者もほとんど見受けられません」
千葉市の亥鼻公園では、例年9万人ほどが訪れる「千葉城さくら祭り」が3月23日から開かれています。
本来はこの時期約100本のソメイヨシノなどが見ごろを迎え、祭りは31日までの予定でした。
しかし、サクラの開花時期がずれ込んだことから、実行委員会は開催期間を4月5日まで延長することを決めました。
民間の気象会社ウェザーニューズによりますと、千葉市内は3月19日以降に10℃を下回るなど寒い日が続き、サクラの開花時期が例年より遅れていて、亥鼻公園では30日にも開花を迎え、4月7日ごろに満開になると予想されています。
千葉市観光協会 木村雅英 専門員
「かつてこれだけ開花予想発表が遅れている経験がないので、いつ桜が咲くかと日々気温見ながら状況を伺っていた。やっと安心して皆さんにお越しくださいと言えるステージイベントも予定しているので、ぜひお越しいただければ」