沖縄の壺屋焼や琉球ガラス、染織物、琉球漆器を生かしたテーブルコーディネートのセミナー「手仕事で暮らしに彩りを!」が29日、沖縄県浦添市のアイムユニバースてだこホールで開かれた。食空間コーディネーターの大木綾子さん(60)が講師を務め、約20人が参加。食卓を彩るコーディネートの方法を学んだ。沖展の関連イベント。
大木さんによると、おいしさを感じるのは視覚が87%を占めているという。「食卓を囲むのは人生において大切なこと。心を豊かにし、料理のおいしさをさらに引き立たせる」とテーブルコーディネートの魅力を語った。
講座では三つのポイントを伝授。テーマやメインのカラーを決め、カジュアルやアメリカン、モダンなどのスタイルを決めることが大切と伝えた。実践では週末の朝食や友達とのランチなど三つのシーンを想定し、それぞれコーディネート。浦添織のクロスや琉球漆器、やちむんなどを使って華やかに演出した。
受講した砂川直子さん(60)=那覇市=は「沖縄工芸品の素晴らしさを感じた。織物や漆、やちむんなどを組み合わせて日常でも食事を楽しみたい」と話した。(社会部・垣花きらら)