【東京支社】スノーボード女子で冬季五輪に2大会連続で出場した一関市東山町出身の岩渕麗楽(れいら)(バートン、一関学院高―法大)は29日、練習拠点のある埼玉県熊谷市で本紙単独インタビューに答え「課題克服に充てたシーズンだったが、結果もついてきた」と振り返った。シーズンを終え帰国したばかりの22歳は、苦手だったスロープスタイルのワールドカップ(W杯)最終戦で3季ぶりに優勝。「結果にこだわらずに臨んだが、やってきたことが試合で形として出せて自信になった」とうなずいた。
スロープスタイルの強化を掲げて臨んだ今季は出場大会を絞り、個人コーチとの海外合宿などを優先しながら、W杯に参戦。「出場した過去2回の五輪は納得のいく結果ではなかった。メダルを取って借りを返したい」との思いが決断を促した。