JR盛岡支社(久保公人支社長)による山田線(盛岡-宮古駅間)の乗車券で県北自動車の「106バス」を利用できる実証実験が4月1日、スタートする。列車、バスとも利用者減に直面する中、盛岡と沿岸地域を結ぶ公共交通の利便性向上を図る試みで、効果が注目される。
実験開始を前に、盛岡駅では運転手らが手順を確認した。バスに乗れるのは盛岡-宮古駅間を有効区間とするJR乗車券(定期券などを含む)や発着区間の記載がある割引切符で、途中下車可能なものに限る。例えば盛岡駅から乗り陸中川井駅で途中下車、宮古方面の乗車券を示し川井バス停からバスに乗る-などの利用が想定される。
JR東日本管内で初の試み。バスが並走していない上盛岡、山岸、上米内の3駅を除く全線が対象で、来年3月31日まで実施する。