クリスタル・パレスのイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンは、今夏に開催されるユーロ2024出場を目指すと語った。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。
ディーン・ヘンダーソンは2020年にイングランド代表デビューも、前所属クラブのマンチェスター・ユナイテッドでは定位置を確保できず、代表からは徐々にフェードアウト。2022年9月に招集されたのを最後に代表から遠ざかっており、カタール・ワールドカップ出場も逃していた。
今シーズンから活躍の場をクリスタル・パレスに移したディーン・ヘンダーソンだったが、負傷もあってGKサム・ジョンストンとの序列争いに勝てずベンチを温める日々に。しかし、そのジョンストンが長期離脱となったことで出場機会を得ると、先週末のプレミアリーグ第33節ではリバプール相手にビッグセーブを連発し、アンフィールドでの勝利に大きく貢献した。
ポジションと自信を取り戻したディーン・ヘンダーソンは、1年以上遠ざかっているイングランド代表への復帰とユーロ出場を目指すと明言。現在の状態を維持すれば、十分に可能なはずだと期待を示している。
「なぜそれを考えてはだめなんだい? 過去に調子が良かったとき、僕はいつもイングランドのメンバーにいたんだ。そこから一夜にして、悪いGKになるわけではないだろう」
「コンディションをベストな状態に戻すためには、まとまったプレー時間が必要になるケースもある。明らかに、今の僕はかなりの仕事をこなしており、ベストの状態に戻り始めてもいると思う」
「今は過去11カ月ほど孤独ではないよ。僕は少し前まで地獄を行ったり来たりしているような気分だった。負傷続きだったり、物事がうまくいかなかったりしたからね」
「今はプレーに戻れて幸せさ。大きな喜びだよ。そして僕はどんな立場でも、(ユーロに)行きたいと思っている。シュートセーブやPKセーブなど、どんな形でもイングランドを助けたい。うまくいけば、選んでもらえるだろう」