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「日々の疲れを豊かな自然に癒されたいな~」
「おそばが好きだけど、自分で打ったことがないな~」
そんな方におすすめしたいスポットが、福井県大野市阪谷地区にある体験施設『スターランドさかだに』。
春は山菜祭り、夏はひまわりウィークエンド、秋は収穫祭、冬は雪まつり、と季節を楽しむイベントが盛りだくさんな施設ですが、実は1年中そば打ち体験が楽しめるんです!
今回は、大野市のそば粉にこだわったそば打ち体験について紹介します。
スターランドさかだにってどんな場所?
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中部縦貫自動車道大野ICから車を走らせること15分。
少し坂を上った先に見える施設が、福井県大野市にある『スターランドさかだに』です。
この施設はさかだに地区をよりよくするために復興した体験施設です。
地元の食材にこだわったおそばランチが食べられるほか、バーベキュー場の利用、多目的ホールや野外スペースでのイベントなどを楽しむことができます。
過去には、フルートの演奏会や星空観賞会が行われたこともあります。
オープン祭では、1日で約300人の人が来場したそうです。すごい!
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スターランドさかだにでそば打ち体験をしてみた!
夏はひまわり、冬は雪まつりなど、季節ごとのイベントが楽しめるスターランドさかだにですが、実は、一押しは「そば打ち体験」なんです。
ということで、今回は僕もそば打ちに挑戦し、その工程の一つ一つを詳しくレポートします!
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最初に出てきたのは、大野産のそば粉、小麦粉、こね鉢、ふるいです。
そば粉は地元のものにこだわり、大野産の玄ソバ(そばの実)から石臼でひいて作られています。
石臼を1回挽いただけだと香りが薄いようで、スターランドさかだにでは、「一回挽いてできたものを改めて石臼にかける」という作業を、納得のいく香りが出るまで繰り返しています。
そば打ち体験がある日は、支配人が一日かけてそば粉を作っているそうです!
第1段階 混ぜ合わせる
今回のそば打ち体験では、「二八そば」を作っていきます。
二八そばとは、小麦粉2割、そば粉8割の割合で作られるそばのこと。 まずはそば粉をふるいにかけて、こね鉢に投入していきます!
ふるいにかけずに投入してしまうと、粉になっていないそばの実が混じってしまうことがあるため、大事な工程なんだそうです。
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ふるいをかけ終えたら、小麦粉とそば粉をしっかりと混ぜ合わせていきます。
しっかりと手を洗って、どんどん混ぜ合わせていきます!
サラサラで気持ちいい~。
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第2段階 こねる
ある程度混ざったら、お水を投入して、生地をこねていきます。
生地が手にくっつくけれど、頑張ってこねて、こねて、きれいな丸い形を作っていきます。
この作業がコシを生むために大切なんだそうです。
小さいころの砂場遊びを思い出す…。
きれいな丸になるようにこね合わせて、このようになりました!
ツヤツヤ〜。
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きれいな丸とは言い難いですが、先生から及第点をもらいました(笑)
最初は粉だったのに、水を含めてこね合わせることでこんなにきれいにまとまるのは不思議ですね。
第3段階 伸ばす
ここからは、先ほど丸くした生地を薄く伸ばす作業になります。
新しい道具「麵棒」を使いながら、生地を伸ばしていきます。 最初は押し込みながら、きれいな円を作っていきます。これもまた難しい!
困ったときは先生の手を借り、どうにか円に近づいていきました。
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そばの厚みを考えると、まだまだ分厚いですね。
ここからは、生地を薄くする作業です。
薄くなるにつれて生地が破れやすくなるので、慎重に作業する必要があります。
先ほど円状にした生地を、この後折りたたむために正方形に変形させます。
一つ一つの作業に意味があるんですね!
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ころころと麵棒を転がしながら、優しく生地を伸ばしていきます。
破れる恐怖感と戦いながら行うため、先ほどまでの作業よりも緊張感がすごい…。
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だいぶいつも食べているそばの厚みに近づいてきました!
ここまで薄くなると次は麵を切る準備に入ります。
そのまま切ることは難しいので、作った生地を折りたたんでいきます。
素人がやると破れてしまう可能性があるので、この作業は先生がやってくれました。
慣れた手つきで、パタンパタンと生地を畳んでいきます。
布生地のようにきれいに畳まれていくのにびっくり!
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第4段階 麵切り
蕎麦切り包丁と小間板という道具を使いながら、いよいよ麵を切っていきます。
小間板は真っ直ぐに麵を切るためのアシストをしてくれます。
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先生が見本を見せてくれた後にいざ実践!
同じ太さにするためには、同じリズムで切ることが大事らしいですが、全然同じ太さにならない…。
先生は簡単そうにやっていたのに、実際やってみると難しい!
細く切ろうとすると途中で千切れる。ちぎれないように切るとうどんみたいな太さに。
同じ幅で作ることの難しさを体感しながら、麵を切っていきます!
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1人前サイズを切ったら、そばについた粉をトントンと振り落とし、蕎麦切り包丁の先端を使って生船(そばが乾燥しないように保管するための箱)にそばを置いていきます。
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大体4人前のそばができあがりました!
よく見ると太さがバラバラ。
プロのつくるそばが職人技の賜物であることを実感しました。
こちらを先生にゆでていただき、おそばが完成します。
そばはゆでると、約2.5倍ほどの重さになるそうです!
食い意地を張って、たくさんゆでたら大変なことになりますね(笑)
実食!
先生がそばをゆでている間に後片付けをし、おそばを待ちます。
10分ほど待って、完成したおそばがこちら!
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美味しそう~!
福井らしく、鰹節とねぎをたっぷりと乗せたおろしそばになりました。
実際に食べてみると、豊かなそばの香りが鼻腔を突き抜け、コシのある麺がたまりません!自分で作ったおそばがこんなに美味しくなることに感動しました。
福井はおそばが有名で、どこのおそば屋さんも美味しいですが、自分の作ったものはお店とは違った美味しさがありました。
約1時間かけて作ったおそばは忘れられない味になりました!
スターランドさかだにの基本情報や、支配人インタビューは以下でご紹介しています。
ぜひそば打ちにも行ってみてくださいね!