新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してから8日で1年となった。岩手県民の生活はほぼ日常に戻り、インバウンド(訪日客)を含めた人の往来が復活。繁華街はにぎわう一方、タクシー業界は運転手不足で急速に回復した需要に追いつけず、基本的な感染対策を続けている事業者も少なくない。
7日正午、盛岡市の肴町商店街。傘を手に行き交う人々の中には、個人の判断に委ねられたマスクを着用する買い物客やサラリーマンの姿があった。
6日までの大型連休中は国内外の観光客が目立った本県。県観光協会の鎌田徳幸専務理事は「5類移行で風向きが変わった。観光客が着実に回復した1年だった」と実感を込める。