こちらは障害のあるなしに関わらず楽しめるように開発された遊具です。車いすが通れるスロープがついています。分け隔てなく遊べる遊具の体験会が安曇野市で始まりました。
背もたれがありハーネスで体を固定できるブランコ。「誰もが一緒に遊べること」を考えて作られた「インクルーシブ遊具」です。
「インクルーシブ」とは「すべてを包み込む」という意味。
会場には16種類の遊具が展示されています。
「なんかいい感じ」
「欲しい!絶対欲しい」
年齢や性別、障害の有無に関わらず誰でも楽しめるように設計されています。
■記者
「このすべり台はローラーがついていて車いすの方でも楽しめる作りになっています。
まずは座って腕の力であがる…あとは滑るだけ。
誰でも楽しめます」
使うのは腕の力。足に障害がある人でも介助があれば楽しめます。
一方こちらの複合遊具は車いすでも通れる広さのスロープ付き。
音を出したり触ったりする仕掛けも備わっています。
■松本市から
「転ばずにスムーズに歩けていいなと思います」
■安曇野市から
「足をのせる所が広くて手もつかまるところもあるし安全だなと思った。安心して遊べるっていうのは親としてはすごくありがたいと思う」
共生社会を目指す安曇野市と上田市の遊具販売会社が連携し、今回の体験会が企画されました。どの遊具が良かったか利用者に投票してもらい、結果を踏まえたうえで数台を市内の公園に導入する考えです。
■安曇野市都市計画課 山田四七夫課長
「バリアフリーの対応ができる公園として遊具を設置していきたい。自分でも遊べるんだなということを体感してもらえればありがたいと思う」
体験会は25日までで、誰でも無料で参加できます。