北上市和賀町岩崎新田の市営水上牧野で今シーズンの放牧が始まり、牛たちは広大で冷涼な牧草地で伸び伸びと過ごしている。放牧は10月中旬ごろまで行われる。
同牧野はJAいわて花巻が市から管理受託している夏油高原温泉郷一帯の96ヘクタール。今季は農家13人が預託し、前年度を9頭上回る93頭の放牧を予定する。
23日は現地で開牧式が行われ、同JAや関係団体、畜産農家の30人余りが出席。同市の小笠原達也農林部長、同JAの金田伸代表理事専務、菊池忠勝北上地域和牛繁殖部会長らが畜霊塔の前で拝礼し、事故防止と畜産業の発展を願った。