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1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)でフランス代表の一員として優勝を経験したクリスティアン・カランブー氏(53)の家族が、騒動に巻き込まれて他界していたという。フランス『Europe1』が伝えた。
カランブー氏の家族が事件に巻き込まれたのはニューカレドニア。自身の故郷でもあるフランス領での事故に巻き込まれた。
ニューカレドニアでは、投票制度の改革が物議を醸しており、デモが発生。その力が強まり、襲撃を受けた警察官が射殺するなど事件が起きている。
そんな中、7人の命が奪われた暴動の中でカランブー氏の姪と甥が巻き込まれたとのこと。2人が命を落としたという。カランブー氏が自ら明かした。
「私は家族を亡くした。だから黙っていた。喪に服しているからだ。家族の2人が頭を銃で撃ち殺された。言葉は強いが、これは暗殺であり、捜査が行われることを願っている」
カランブー氏は、ニューカレドニアで生まれ、すぐにフランスへと移住。ナントの下部組織に加入すると、そのままファーストチームに昇格。サンプドリアやレアル・マドリー、ミドルズブラ、オリンピアコス、セルヴェット、バスティアでプレーし。2006年に現役を引退した。
1992年からフランス代表としてもプレー。53試合に出場し、1996年のユーロで存在感を示すと、1998年のフランスW杯で優勝。2000年のユーロでも優勝に貢献していた。現在はオリンピアコスでスポーツ・ディレクターを務めている。