【6月の宿根草ガーデニング】梅雨の庭で花咲く「美しい宿根草」厳選7種。雨ガーデンの憂鬱にさようなら!

<ガーデニング豆知識>宿根草・多年草・一年草の違いとは?

6月は梅雨の影響で病気や害虫が発生しやすくなる季節です。病気にかかって植物が枯れてしまうこともあり、ガーデナーにとって憂鬱な季節かもしれません。

長雨は植物の生育に少なからず影響を与えます。雨降りで外に出るのが大変ですが、お世話は定期的に続けるようにしましょう。

6月に開花する美しい花々を植えておけば、庭に出る楽しみも増えます。世話が難しくなる時期ですが、梅雨シーズンも春と変わらずに植物を楽しんでみませんか。

そこで今回は6月のガーデンにおすすめの宿根草を参考価格などの情報とともに紹介します。記事の最後には、宿根草についてのガーデニング豆知識も載せていますので、ゆっくりごらんくださいね!

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この記事でおすすめする「梅雨ガーデンに花咲く美しい宿根草」

【写真1枚目/全9枚】繊細で美しい「アストランティア」他、2枚目以降で紹介します「梅雨ガーデンを彩る美しい宿根草」
  • アスチルベ
  • シャクヤク
  • エキナセア
  • ミヤコワスレ
  • モナルダ
  • 宿根リナリア
  • アストランティア

6月の梅雨シーズンに開花する美しい宿根草。次でゆっくりとみていきましょう。お気に入りが見つかったらぜひお迎えしてみてくださいね。

梅雨の庭に似合う「美しい宿根草」3選

アスチルベ

Tohuwabohu 1976/shutterstock.com
  • 学名:Astilbe
  • 科名・属名:ユキノシタ科チダケサシ属

ふんわりとした花穂が美しいアスチルベは、6月に開花する宿根草です。ホワイトやピンクの花が優しげな雰囲気で、切り花でも人気の植物です。自宅で開花した花をドライフラワーにしてみるのも素敵ですね。

アスチルベは強い日差しが苦手なので、半日陰の涼しい場所が生育場所に適しています。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

シャクヤク

Natali22206/shutterstock.com
  • 学名:Paeonia lactiflora
  • 科名・属名:ボタン科ボタン属

シャクヤクは幾重にも重なった花弁がゴージャスな宿根草。ホワイトやピンク、レッドの花色が美しく、鑑賞価値が高い花として世代を超えて愛されています。

品種が多いので、お気に入りの花を探す楽しみもあります。5~6月頃は切り花としても販売されています。

※参考価格:3500円前後(5号苗)

エキナセア

Violeta Beigiene/shutterstock.com
  • 学名:Echinacea
  • 科名・属名:キク科ムラサキバレンギク属

エキナセアはユニークな花がオシャレな宿根草です。中心部がイガグリのように盛り上がり、花弁が傘のように付いている様子は素朴ながらも存在感があります。

花色が濃い品種はガーデンの主役にもおすすめです。長雨は苦手なので、水はけのよい土で育てるようにしましょう。

※参考価格:400~900円前後(3号ポット苗)

6月のガーデンを彩る「美しい宿根草」4選

ミヤコワスレ

Imagepocket/shutterstock.com
  • 学名:Miyamayomena
  • 科名・属名:キク科ミヤマヨメナ属

ミヤコワスレは4~6月まで開花する宿根草。ピンクやホワイト、パープルの小花が美しく、草丈は低めなので他の植物の株元や花壇の手前に植えてみるのもよいでしょう。

植えっぱなしで育てられるほどの強健種ですが、暑さにやや弱い特徴があります。半日陰程度の涼しい場所で育てるようにしましょう。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

モナルダ

Vahan Abrahamyan/shutterstock.com
  • 学名:Monarda
  • 科名・属名:シソ科ヤグルマハッカ属

燃え上がる炎のように情熱的な花姿が美しいモナルダ。夏ガーデン向きのレッドカラーがおすすめですが、他にはピンクやホワイトなどの花色もあります。

品種によっては一年草扱いにされることもありますが、翌年以降も開花が楽しめる品種もあります。

※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)

宿根リナリア

Kyaw Thiha/shutterstock.com
  • 学名:Linaria
  • 科名・属名:オオバコ科ウンラン属

スッと伸びた茎と美しい花穂が特徴的な宿根リナリア。ホワイトやピンク、パープルの花は清々しく、ナチュラルガーデンにもおすすめです。水はけのよい土に植えて、風通しのよい場所で管理しましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

アストランティア

Shalashova Tatiana/shutterstock.com
  • 学名:Astrantia major
  • 科名・属名:セリ科アストランティア属

美しい小花が特徴的なアストランティアは、ナチュラルガーデンにおすすめの多年草。ホワイトやピンク、パープルの花色がガーデンを可愛らしく彩ります。

冬は地上部が枯れて越冬しますが、春が近づくにつれて新しい葉が生えてきます。涼しい場所のほうが育てやすいので、夏の管理には注意しましょう。

※参考価格:800~1000円前後(3号ポット苗)

まとめにかえて

今回は、6月のガーデンにおすすめの宿根草を紹介しました。

長雨に弱い植物は、あらかじめ鉢で育てるようにすれば、軒下など雨が避けられる場所に移動することができます。

地植えにすると根域が広がる分、株が旺盛に生長しますが、梅雨や真夏の管理のことも考えて、鉢植えか地植えの選択をすることも大切です。

お世話のしやすい方法を見つけて、梅雨のガーデニングを楽しんでくださいね。

【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

宿根草・多年草・一年草の違いとは?

さいごに、宿根草と、多年草・一年草の違いも整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する。

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