能登半島地震で被災した和紙職人 宮城・石巻市の小学生に卒業証書用の和紙作りを手ほどき

宮城県石巻市の小学生が、能登半島地震で被災した石川県の和紙職人に教わりながら卒業証書の用紙を作りました。

石巻市の北上小学校では、地元の特産品のヨシを使った紙すき体験を行っています。

2025年春に卒業する6年生らが輪島市の和紙職人、遠見和之さんに教わりながら卒業証書の用紙作りに挑戦しました。

遠見さんは、10年ほど前から毎年1月頃に北上小学校を訪れ和紙作りを指導してきましたが、能登半島地震で工房が被災したためようやく石巻市を訪れることができたということです。

児童「平らにするのが難しかったです。緊張したけど、うまくできたと思います」「能登半島地震があって一番被害が大きかった所なので、来ていただいて感謝しています」

和紙職人遠見和之さん「子どもたちから元気なパワーをもらって帰りたいと思います」

すいた紙は遠見さんが輪島市に持ち帰って完成させ、児童たちの卒業証書となります。

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