こんにちは!キャンプ系YouTuberのFUKUです。今回はコットテントのご紹介です。筆者は初めてのコットテントを購入しましたが、かなりよさそうなものだったので、ご紹介しながら実際に使って、使用感などを確かめていきたいと思います。
【激安コットテント】スペックのご紹介
まずは今回購入したコットテントのスペックから確認していきましょう。
スペック
- 製品サイズ:190×65×90cm、1.58kg
- 素材:ポリエチレン(PE)
- 耐水圧:2500mm(フライシート)
超激安!セールで3,500円で購入
今回はAmazonにて超激安の3,500円で買うことができました。
購入時はセールだったと思いますが、4月26日現在(動画投稿時)は価格が少し上がっています。
ここ数ヶ月の価格の推移も見てみました。
発売当初は1万円台後半だったのが、その後ずっと1万円くらいの価格で販売され続けていました。
それが最近になって4,000円程度まで価格が急激に下がっています。
そして、一時セールで4,000円を切るタイミングがありましたが、もしもちゃんとしたコットテントだったとしたら、4,000円ほどで買えるのは十分に安いと思います。
実際はどうなんでしょうか?
収納状態
収納状態は非常にシンプルな小さなテントという感じです。
テントというより折りたみ式のチェアかなと思うほどですが、持ってみても一般的なツーリングテントなどよりも明らかに軽いです。
袋込みで1.5kgちょっと。やはり5,000円以下のコットテントなので、強烈にコストカットしていると予想していますが、さっそく中を見てみましょう!
インナーテント&フライシート
少しカラーリングが派手なところがありますが、そこまで変なところはなさそうです。
まずフライシートからチェック。普通のポリエステルの生地ですが、少し薄い気がします。
耐水圧は2500mmとかなり高く、生地の裏側はしっかりコーティングがされてるようで、さらに縫い目にはシームテープ処理がされています。
普通の一般的なテントと遜色ない感じです。
ファスナーテープ以外は全てシームテープ処理されていて、ファスナーにもフラップがつけられています。
フライシートも問題なさそうです。
また、インナーテントは、普通は床の部分が地面に接するのでバスタブのような構造になっていますが、これはコットテントなので床部分がグラウンドシートのように平らな布になっていて、普通のテントと少し違います。
裏のゴムをコット本体に引っかける構造のようです。
あとは全面メッシュなので通気性は良さそう。暑い季節にいいですよね。
ポールに引っ掛ける、吊り下げ構造のようですね。
インナーテントも変な感じはしませんでした。
ポール&ペグ
ポールはまさかのアルミ合金ポールですよ。
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だからこんなに軽かったのか。だとしたら3,500円は安すぎる。
最低限しっかりとフレームが組まれた中にインナーテントがあって、フライシートを被せるダブルウォール構造。そして床も普通でベンチレーターが付いてるテントなら、販売価格は5,000円を切るのがやっとじゃないかと思います。
最近は円安に加え、原材料費・人件費も高騰して物価高ですので、仮に5,000円でテントを作れたとしてもグラスファイバーポールになるはずですが、このアルミ製のポールを使ったらコストは数千単位で上がるはず。
ですが、どこからどう見てもアルミポールですね!
ペグも軽いですが、こちらもアルミ製。
ペグ・ポールともにアルミ合金を使ったコットテントが3,500円で買えたのは、とてもラッキーだったかもしれません。
【激安コットテント】ワークマンのコットで室内試し張り
今回、コットテントというものを初めて買いました。さっそく、この商品の品質チェックとともに、どれくらい快適なのかを確認していきたいと思います!
小さく軽いコットテントは荷物問題が軽減するかも
まずはコットを組み立ててみました。ワークマンの2ウェイコットです。
コットで寝ると気持ちがいいので好きですが、筆者は地面にマットを敷いて寝ることの方が多いです。
その理由は小さなドームテントが好きなので、コットが中に入れられないということと、コット自体が荷物になるためです。
そのため、暖かい時期は小さなテントとマット、寝袋だけで寝ることが多いです。
ただ今回のコットテントだと、小さなテントなのにコットで寝るということができますし、普通のツーリングテントよりかなり小さく軽いので、コットが荷物になるというデメリットも多少軽減してくれそうですよね。
実際に試し張りしていきます
まずは、コットテントをコットの上で張ってみましょう!
コットの隅にゴムバンドをはめるだけですね。問題なく使えそうです。
次にフレームをつけていきますが、四隅にあるループのハトメ穴にフレームの先をはめるだけ。
そしてインナーテントを吊り下げるだけです。
トップの部分も紐で縛るわけではなく、パチンとはめる感じです。
ちゃんと室内空間が作られています。
床面積の広さとしてはキャンプ用テントの中でもかなりの狭小住宅になると思いますが、それでも寝転がってみるとかなり良さそうです。
シートなので簡単に持ち上げられますから、マットが入れられます。
マットなしでも昼寝するくらいならいいなと思いましたが、マットを入れると寝心地も良くなり、夜寝る時は冷えも防いでくれます。
両方やってみた感じだとマット入りの方がいいかなと思います。
【激安コットテント】キャンプシーンで組み立てていきます
ワークマンのコットは問題なく使えそうなので、今回のキャンプにはもう1つ持っているヨーラーのコットを持っていくことにします。
ヨーラーのコットで張ってみます
ワークマンとヨーラーのコットを比べると、ヨーラーの方がより一般的な形をしています。
ポールに吊り下げるためのフックは全部で5箇所しかないので建てるのが楽ですね。
そして短いポールをつけてフライシートを被せます。
コットテントが完成しました。
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かなり建てるのが簡単でした!
難易度としてはシンプルな1人用のソロドームテントと同じくらいか、部分的にはそれよりも簡単。
例えば吊り下げ式フックは5個しかないのですぐ終わりますし、ポールをループにつけるのもコットの上の高さなので、下の方までしゃがみ込まなくてもできます。
ただ、ペグを打つためのループをどの辺に打ったらいいのかというのが最初よくわからないので、あまりテントから離れた場所に打つと届かないということになりそうです。
それもテント本体のラインに沿った延長線上あたりに打ち込めばあとはベルトで調整できますので、なんとなくやってもうまくいくんじゃないかなと思います。
快適な室内空間
わずか0.7畳の室内ですが、こんなに小さいのに室内の快適性が保たれています。
全面メッシュなので、これだけこじんまりしていても閉塞感は感じませんし、反対側も開くので、両面を開けておくと風が抜けます。いいお昼寝空間だと思います。
テントは地面についてないというのがいいですね。デコボコしないし硬くもない。
そして浮いてるから下が全く汚れない。
雨さえ降らなければ、少々朝露とかついたとしてもそれさえしっかり乾かして水気をなくせば、そのまま畳んで収納して持って帰れて、家で干さずに済みます。
前室スペースと収納
前室スペースはそれなりにあるので靴と小さな椅子とかクーラーボックス程度なら、一緒に置いておけそうです。
床下があるので、シート等を敷けば収納にもなりますね。
あと、夜テント内に持ち込んでおきたい手荷物などがあると思いますが、さすがに中は広くないので何か小さなバックにまとめて隅に置いておくくらいしかできないかな。
入り口横が一応ポケットになっています。
前後にベンチレーターが付いています。
あと今日はせっかくコットテントなので椅子なしで過ごしてみようかなと思います。
コットを椅子代わりにして焚き火台を置いて。
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ポリエステルのテントですので、火の粉が飛んだらもちろん穴が開きます。テントを痛めたくない人は真似しないでくださいね。
実際に寝てみて
実際に昼寝をしてみた感想をお伝えします。
サイズ感
横幅はいいんですが、身長175cmの筆者が寝ると、動いた時に頭や足が壁に当たったりします。
ただメッシュのインナーなのでそこまで窮屈な感じもしませんが、例えば180cm以上ある人が寝るとやはり窮屈さを感じるかもしれませんね。
寝心地
基本的にコット、そこにマットを挟んでいるのでぐっすり寝られます。
地面から浮いてるという安心感がいいですね。
地面は一見乾いてるように見えますが、触ると少し湿ってるので、湿気や汚れから守られている高い位置の空間にいるというのはそれだけで快適です。
コットで寝ていますが、しっかりテントで室内になってるというのが良かった点です。
向かない人
小さいのである程度の空間が欲しい人には向かないかもしれません。
また、前室はあるものの庇がないので、タープが欲しいという人もいるかもしれません。
筆者の感想
汚れにくいのも含めて、とにかく設営撤収が簡単そうというのがメリットに感じました。
天気のいい日であれば、このテントとコットの組み合わせだけ持って気軽にキャンプするというのがいいのかな。
なんと言ってもこれが5,000円以下で買えるというのは、めちゃめちゃ安いと思います。
決して高級な作りはしていませんが、1万円くらいのテントが 4,000〜5,000円くらいに下がって買えるので、普通な作りなのに激安という感じです。
一晩眠ってみて
朝です。よく眠れましたよ。
通気性
テントの上の方は少し湿ってるかな。
通気性がとてもいいせいか、夜少し寒かったです。
3シーズン用のシュラフを使用しましたが、最初Tシャツで入ったらだんだん寒くなってきたので、上着を着て中にインナーダウンまで着て、やっと温かくなって寝ることができました。
インナーもメッシュだし、フライシートの下が大きく開いてるので、風はどんどん通っていきますから、肌寒い季節に快適に寝るならシュラフの性能が大事ですね。
寝床の快適性
めちゃくちゃ寝心地はいいですよ。
横幅の窮屈感っていうのは意外にもそれほど感じませんでしたが、むしろ足がやはりテントの壁に当たってしまいます。
あと10〜20cmくらい長いとだいぶ違うのかななんて思いました。
座っていてもギリギリ頭もつかないし、自分だけの秘密空間という感じで、なかなか快適な寝床でした。
気になった点
脚がやはり地面にめり込んでしまいます。
ぬかるんだ場所や柔らかい地面でコットテントを使うと、場合によってはコットの脚がズブズブと地面に入ってってしまって、不安定になる可能性もあるかもしれません。
初めてのコットテントはメリットがたくさんありました
<メリット>
- 設営から片付けまでが楽、そして汚れない
- 寝心地もいいし、狭いのにちゃんと室内になっている
- そして軽くてコンパクト
- 今回の製品に限って言えばめちゃくちゃ安い
<デメリット>
- 室内の空間がある程度欲しいとかテント内でもくつろぎたい、寒い季節にも適したテントが欲しいという人には向かない
- そもそもコットを使ってない人は、このテントだけあっても使えない
用途がはっきりしてる分、好き嫌いも分かれそうですが、個人的にはすごく楽だったのと寝心地が良かったというのが印象に残っています。
またこのテントを使ってみたいなと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
▼今回のYouTube動画はこちらから
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