新人王模擬投票 ナ・リーグは今永、山本、スキーンズがトップ3に

日本時間6月4日、米公式サイト「MLB.com」は新人王の模擬投票の最新結果を発表した。今回の模擬投票には同サイトの有識者41人が参加しており、現時点での成績だけでなく、シーズンの残り試合の動向を予想したうえで投票が行われている。投票者は1位から5位までを選び、それを1位5ポイント、2位4ポイント、3位3ポイント、4位2ポイント、5位1ポイントで集計。ア・リーグは快進撃を続けるルイス・ヒル(ヤンキース)が1位となり、ナ・リーグは今永昇太(カブス)、山本由伸(ドジャース)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)がトップ3に入った。

ア・リーグは5月の月間最優秀投手と月間最優秀新人に選ばれたヒルが41人中26人から1位票を獲得。ゲリット・コールの代役として素晴らしい活躍を見せており、今季ここまで11試合に先発して7勝1敗、防御率1.99の好成績をマークしている。

2位のメイソン・ミラー(アスレチックス)と3位のコルトン・カウザー(オリオールズ)は1位票を7票ずつ獲得。ウィルヤー・アブレイユ(レッドソックス)が4位、ワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)が5位に入り、残りの1位票1票はトップ5圏外のエバン・カーター(レンジャーズ)が獲得した。

ナ・リーグは41人中28人から1位票を獲得した今永がトップに。10試合に先発して5勝1敗、防御率1.86という見事な活躍が高く評価されている。1位票の数ではスキーンズ(7票)が上回ったものの、総ポイント数の2位は山本。今季ここまで12試合で6勝2敗、防御率3.32をマークし、ドジャース先発陣の一角を担っている。41人中4人が山本に1位票を投じた。

残りの1位票2票はメイソン・ウィン(カージナルス)が獲得し、今永、山本、スキーンズに次ぐ4位にランクイン。5位にはスキーンズとともにパイレーツ先発陣の一角を担うジャレッド・ジョーンズが入った。

日本人選手では、過去に野茂英雄(1995年)、佐々木主浩(2000年)、イチロー(2001年)、大谷翔平(2018年)の4人が新人王を受賞。今永と山本は現在の好成績を維持し、5人目の受賞者となることができるだろうか。

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