【初夏のガーデニング】梅雨前に植えたい一年草4選。秋まで長く楽しめて夏に強い!

<ガーデニング豆知識>一年草・多年草・宿根草の違いとは?

「ガーデニングのベストシーズンを逃してしまったけれど、今からでも植えられるお花を知りたい」
「今から植えて、長く楽しめるお花はないかな?」

このような方におすすめしたいのが、今からでも植えられて、夏に強く、秋まで楽しめる一年草です。梅雨前に花壇やプランターに植え付けて、きれいなお花を楽しみましょう。

この記事では、今から秋まで長く咲き続け、初心者さんにも育てやすい一年草を4つ、参考価格とともにご紹介します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介する秋まで咲く一年草4選

【写真1枚目/全6枚】エレガントで力強い「ジニア」他、2枚目以降で紹介します「梅雨前に植えたい一年草」
  • トレニア
  • ジニア
  • カリブラコア
  • マリーゴールド

どの花もキュートでカラフルな色合いが特徴的で、私たちを元気づけてくれます。

今から秋まで、長い期間花を楽しむことができるため、植え替えの手間がかかりません。そのため、お忙しい方やガーデニング初心者さんにピッタリ。ぜひおうちにお迎えしてみてくださいね。

梅雨前のガーデンに植えておきたい一年草<トレニア&ジニア>

小鳥の口のような花がキュートな「トレニア」

小鳥の口のような花がキュートな「トレニア」
  • 学名:Torenia
  • 科名・属名:アゼトウガラシ科(アゼナ科)・ツルウリクサ属(トレニア属)※諸説あり
  • 開花期:5~10月(南関東平野部)

小鳥が口を開けたような小花がかわいらしいトレニア。花色が豊富で、青地に紫や白地にピンクなど、1つの花で複数の色を楽しめるのも魅力です。カラフルな夏花壇や寄せ植えが作れますよ。

品種によって立性とほふく性があるので、植えたい場所に合わせて選びましょう。花壇や寄せ植えの主役としても脇役としても活躍してくれる、万能選手です。

肥料を定期的に適量与え、ときどき花がら摘みを兼ねて切り戻しすると、蒸れを防げて花付きもよくなります。
※参考価格:400~600円前後(3~3.5号ポット苗)

ボリューミーな花姿が特徴「ジニア」

”百日草”の別名を持つ「ジニア」美しい花を長く楽しむ!
  • 学名:Zinnia
  • 科名・属名:キク科 ヒャクニチソウ属(ジニア属)
  • 開花期:5月~11月(南関東平野部)

鮮やかで花色のバリエーションが豊富なジニア。暑さに強く、長い期間花を咲かせることから「百日草」とも呼ばれます。

ジニアは夏花壇や寄せ植えプランターの、華やかな主役として大活躍。花色の異なるジニアを寄せ植えするだけでも、カラフルで見栄えがしますよ。

肥料を適期的に与え、風通しと日当たりのよい場所で育ててあげてください。「ジニア・プロフュージョン」という品種は病気に強く、初心者さんにもおすすめです。

※参考価格:200~400円前後(3~3.5号ポット苗)

秋まで長く楽しめて夏に強い!今すぐ植えたい一年草<カリブラコア&マリーゴールド>

ラッパ型の小花が可愛らしい「カリブラコア」

ラッパ型の小花と豊富な花色が楽しい「カリブラコア」
  • 学名:Calibrachoa
  • 科名・属名:ナス科・カリブラコア属
  • 開花期:3月~11月(南関東平野部)

ラッパ型の小花と豊富な花色で、見る人を楽しませてくれるカリブラコア。ペチュニアの仲間ですが、ペチュニアよりも夏の暑さや蒸れに強く、初心者さんでも育てやすいお花です。

這うように成長するタイプと、こんもり成長するタイプがあるので、植えたい場所に合わせて選びましょう。夏花壇の縁取りや寄せ植えの主役、ハンギングなど、楽しみ方がたくさんありますよ。

肥料を定期的に与え、こまめに花がら摘みを行うと、花付きがよくなります。枝が込み合ってきたら切り戻しを行い、株内の風通しをよくしてあげましょう。

※参考価格:300~900円前後(3~3.5号ポット苗)

夏花壇や寄せ植えの主役候補「マリーゴールド」

輝くビタミンカラーが元気をくれる「マリーゴールド」
  • 学名:Tagetes
  • 科名属名:キク科マンジュギク属(タゲテス属)
  • 開花期:5月~11月ごろ

マリーゴールドの花は、つい目を奪われるような美しいビタミンカラー。暑い夏に元気をくれるお花です。

有名な歌のタイトルにもなっており、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。

品種によって花形や花のサイズが異なり、大きな花が咲く「アフリカンマリーゴールド」はとくに暑さに強い品種です。

夏花壇や寄せ植えプランターの、パッと目を引く主役として活躍してくれる一年草。コンパニオンプランツとしても有名で、家庭菜園の野菜と一緒に植えると、害虫予防効果が期待できますよ。

日当たりと風通しのよい場所に植えると花付きがよくなります。丈夫で育てやすく、初心者さんにもおすすめの一年草です。

※参考価格:400円前後(3~3.5号ポット苗)

まとめにかえて

今回は、今から植えられて、夏に強く秋まで長く咲き続け、初心者さんにも育てやすい一年草を4つ厳選し、ご紹介しました。

これからの暑い季節は、お庭に出るのもためらいがち。

ぜひ、本格的な夏が来る前にお花を植えておき、夏花壇や鉢植えプランターを楽しみましょう。夏でもきれいに咲き誇るお花に元気をもらえますよ。

【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いとは?

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いも整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する

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