![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1170898178375188786/origin_1.jpg)
内モンゴル自治区の大青溝国家級自然保護区で発見されたアツモリソウ。(フフホト=新華社配信/包秀奇)
【新華社フフホト6月5日】中国内モンゴル自治区通遼市ホルチン左翼後旗の大青溝国家級自然保護区でこのほど、写真愛好家らが国家重点保護野生植物のアツモリソウ(Cypripedium macranthos Sw./ラン科)30株余りを発見した。
アツモリソウの花は赤紫色で直径が5~6センチ。国内の野生ランの中でも観賞価値の高い種類の一つとされる。北方地域に自然分布する個体群は現在、絶滅の危機にひんしており、国家2級保護野生植物に指定されている。
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1170898243348267087/origin_1.jpg)
内モンゴル自治区の大青溝国家級自然保護区で発見されたアツモリソウ。(フフホト=新華社配信/包啓明)
同保護区職員の双喜(そうき)さんによると、保護区は総面積8千ヘクタール超、主に天然の広葉・混交樹林と科爾沁(ホルチン)砂地の原生林生態系を保護対象とし、700種以上の植物が分布することから「天然野生動植物の遺伝子バンク」と呼ばれているという。(記者/連振)