「ミルクを飲むところがかわいい」 死んだ母ヤギの代わりに一家で子ヤギを世話 うるま市の民家

 沖縄県うるま市与那城照間の花城清文さん(66)の家で、子ヤギの「メーメーちゃん」が人気だ。近くに住む孫たちも毎日やってきて牛乳を与えて育てている。

 花城さんの家では10年ほど前からヤギを飼っている。5月10日に母ヤギが子ヤギを産んだ後に死んだため、清文さんの父清善さん(94)が子ヤギに水や牛乳を与えると、数日後からおいしそうに飲み始めたという。

 清文さんの長男徳文さん(39)、その子どものいろはさん(6)、いちかちゃん(5)、文哉ちゃん(4)、尚哉ちゃん(3)も毎日訪れて世話をした。

 そのうち子ヤギが尚哉ちゃんを追いかけ回したりして人気者になり、鳴き声から「メーメーちゃん」と名付けた。

 孫たちは「目がかわいい」「ミルクを飲むところがかわいい」と話し、学童保育から帰ると真っ先にメーメーちゃんと遊んでいる。(与古田徳造通信員)

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