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今話題のアクセサリーを毎週ピックアップし、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、昨年鮮烈なデビューを飾った国産アクセサリーブランド・PERFECTION(パーフェクション)。トップグレードの電源ボックス「PFT-T3000AF」に続いて、価格もお手頃な電源タップ「PFT-T650C」の音質をチェック。
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ややウェットな質感で音色濃く描く印象
PERFECTIONの「PFT-T650C」。1GHz以上の電磁波を広帯域に吸収するEMIサプレッサーシートを筐体内部に搭載する5口の電源タップである。マランツのSACDプレーヤー「SA-10」の電源で試してみた。
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どの曲も全体的にややウェットな質感で音色濃く描く印象。明るくきらびやかにはせず、音像のエッジをちょっと丸める。だからハイ・ファイ・セット「星のストレンジャー」の賑やかな冒頭が耳障りにならず、「荒涼」のナローな電子音はこの音調に特にハマっていつにもましてノスタルジック。「星にてらされて」のハーモニカは伸びやかだが子音成分がやはりマイルド。
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大ホールで録音したクラシックも、ホールの空気がやや生温かい。バリトンの声が柔らかい。
ダイアナ・クラール『LIVE IN PARIS』は拍手もピアノもブラシワークも柔らかくなり、クラールのハスキー感は後退してマイルドに。ベースは太く濃くなる。
入門機だが個性派である。