もう枯らさない！植物の梅雨越し「知っておきたい3つのコツ」

梅雨入りが発表された地域もあり、今年もジメジメした季節がやってきました。

「梅雨の時期になると植物が枯れてしまう」「お庭が爽やかな雰囲気になったらいいのに」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そのような方におすすめしたいのが、梅雨の時期に爽やかな青い花を咲かせてくれる、多年草や一年草。しっとりとした梅雨が似合う、おしゃれなブルーガーデンを目指してみませんか？

この記事では、比較的湿気に強く梅雨に爽やかな花が咲く多年草・一年草3選を、参考価格とともにご紹介します。

また、植物の梅雨越しがしやすくなる3つのコツも合わせてお伝えするので、ぜひ梅雨ガーデニングの参考にしてくださいね。

※編集部注：外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介する「美しい梅雨の花！爽やかなブルーガーデンが叶う多年草・一年草」

アガパンサスはまっすぐ伸ばした花茎の上に、ボリュームある涼しげな青い花を咲かせます。梅雨前から梅雨明け頃にかけて咲き、じめじめした季節のお庭を爽やかな雰囲気にしてくれる、梅雨の花です。

草丈の高い品種が多く、夏花壇の背景や玄関横の植栽スペースにおすすめ。切り花にしても存在感があり、涼しげでおしゃれなインテリアになりますよ。

常緑種は暑さに強く、暖地向き。落葉種は寒さに強く、寒冷地向きです。どちらも日当たりのよい場所や半日陰でよく育ちます。

※参考価格：350～1000円前後（3.5～4号ポット苗）

アゲラタムは思わず撫でたくなってしまう、ふわふわの柔らかい花が特徴。花色は定番のうす紫や青のほかに、白、ピンクなどがあり、優しいパステルカラーが魅力です。

花壇の主役や脇役、プランターの寄せ植えなど、さまざまな楽しみ方ができるお花。花期が初夏から秋までと長いので、梅雨が明けてからも楽しめますよ。

日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。肥料はあまり必要なく、ときどき花がら摘みをすることで花付きがよくなります。

※参考価格：150～400円前後（3～3.5号ポット苗）

涼しげな青い花を穂状に咲かせるブルーサルビア。風に吹かれて揺れる様子が爽やかで、梅雨のジメジメした空気を吹き飛ばしてくれるようなお花です。

野趣あふれる雰囲気で、ナチュラルガーデンにぴったり。花壇の背景や玄関横植栽スペースにおすすめです。ブルーサルビアも花期が初夏から秋までと長いので、梅雨が明けてからも楽しめます。

日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。酸性土壌を嫌うため、苦土石灰を混ぜ込んだ土に植えてください。月1回程度、固形肥料を適量与え、ときどき花がら摘みをすると花付きがよくなります。

※参考価格：150～750円前後（3号ポット苗）

雨のたびに水たまりができて、なかなか水が引かない水はけの悪い土は植物の根が腐りやすく、枯れる原因になります。腐葉土を混ぜ込み、水はけのよい土に改良しましょう。

風通しの悪い場所は蒸れて病虫害が発生しやすく、植物が弱る原因に。風通しのよい場所に植えるのはもちろんのこと、梅雨前や梅雨の晴れ間に込み合っている枝を間引いて切り戻しを行い、株内の風通しをよくしておきましょう。

花が終わって落ちた花びらや枯葉をそのままにしておくと、湿気で腐り、病気の原因になります。梅雨時はとくに、こまめな花がら摘みと枯葉除去を行うことで、梅雨越ししやすくなります。

比較的湿気に強く梅雨に爽やかな花が咲く多年草・一年草3種と、植物の梅雨越しがしやすくなる3つのコツをご紹介しました。植えてみたいブルーのお花はありましたか？

アガパンサスは春と秋が植え付け適期。アゲラタムとブルーサルビアは今からでも植えられるお花です。

悪天候が続く季節は気分が沈みがちですが、梅雨に爽やかな花が咲くブルーガーデンを作っておくと、梅雨が楽しみになるかもしれませんよ。この記事を参考に、梅雨もお花を楽しみながら、ジメジメした季節を乗り切りましょう！

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いも整理しておきましょう。