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【新華社ウランチャブ6月11日】中国内モンゴル自治区水利庁によると、自治区内で3番目に大きい湖、岱海(たいかい)がこのほど2024年の補水期に入った。今年は500万立方メートルの補水を予定しており、7月末までに完了する見通しとなっている。
同自治区ウランチャブ市涼城県に位置する岱海は1950年代以降、気候の変化や人為的な影響を受け、湖面の面積が約200平方キロから50平方キロほどにまで急速に縮小した。
湖の生態環境を改善するため、中国は2020年、黄河から水を引き込む「岱海生態緊急給水プロジェクト」を実施、総送水距離は134.2キロに及んだ。
22年の通水から現在までの累計補水量は2800万立方メートルを超え、湖面の面積は回復傾向にあり、湖の生態系も効果的に改善されつつある。(記者/恩浩)