Fischer’s・シルクロードがパパに!「ゆんちゃんへのサポートが完璧」と同世代のママ・パパからも称賛の嵐

Fischer’sのメンバーに息子さんを初めて紹介したときの様子。シルクロードさんもパパの顔に。

動画クリエイター・ゆんさんとの間に第1子となる男の子が誕生し、パパになった、動画クリエイターグループ「Fischer's」のシルクロードさん。6月16日の父の日を前に行われた、たまひよアプリユーザーが選ぶ好きなパパのアンケート調査では、好きなパパYouTuberとしてたくさんのユーザーから名前があがり、「出産でつらそうなゆんさんのために、できる限りのことを全力でやっていたところがすばらしい!」「ゆんさんのことも子どものことも自分の親のことも大切にしていて、仲がよくてすてきだなと思う」などの声が届きました。これに対して本人からは、「まだ父としては日が浅いので、これからみなさんの意見も取り入れて頑張ります!取りあえず恐れ多いです(汗汗)」とのメッセージも。

さらに、メンバーであるザカオさんも第1子となる男の子が誕生したことを報告し、Fischer'sメンバーは続々とパパに。今回は、立ち会い出産を経験したときのこと、また2人で分担しながらの子育てについて聞きました。
全2回インタビューの1回目です。

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自然分娩を選び、とにかく我慢強かったゆんさんに“母は強し”と実感!

引用元:「Fischer's」のチャンネルより。 「【ご報告】シルクロード、子どもが産まれました。」

――2024年4月2日に、Fischer'sのYouTubeチャンネルで、第1子のコルクくんが誕生したことを発表しました。今はどんな毎日を過ごしていますか?

シルクロードさん(以下、敬称略) 今は、家族3人で仲よく、楽しく過ごしています。出産する前までは、妻であるゆんちゃんとは別々に暮らしていたのですが、息子が生まれてから、新しい家で3人一緒に暮らしています。

僕たちFischer'sのYouTube撮影は、外での活動がメインなので、家をあけることも多いんです。だからこそ、家にいるときは、できるだけ育児をするようにしています。とくに、おふろは僕が担当することが多いですね。両親学級で、沐浴はしっかり習っていたので、退院後もスムーズにできるようになりました。

――出産に関しても、事前にだいぶ勉強したそうですね。

シルクロード かなり勉強しました!ノートにもびっちり書いたりして(笑)とくに、陣痛中の腰をさする位置は大事なので、ノートにも、スマホのメモにも残してあります。あとは、両親学級で教わったことも、為になることが多かったですね。

なかでも、「夫はサンドバッグになること」というのは印象的でした。「そこじゃない!」とか「邪魔!」とママから言われてもくじけずにサポートすること、と言われて。そういうことも心にとどめて、立ち会い出産の場に立ったという感じですね。

それからもう一つ、これだけは絶対にと心がけていたのが、「陣痛中は片ときもゆんちゃんから離れないこと」です。今回、陣痛促進剤を使っての計画出産だったんですが、お昼ぐらいから陣痛促進剤を飲んで、それから徐々に陣痛が始まり、息子が生まれたのが次の日の夜中の3時ぐらい。その間、トイレ以外はずっとつきっきりでしたね。

今回公開した、立ち会い出産の動画を見てもらうとわかるんですが、分娩台の上のゆんちゃんの隣で、僕がしばらく服を脱いで上半身裸のシーンがあるんですよ。「なんでお前が脱いでいるんだよ」って突っ込まれそうですが(笑)、分娩室がめちゃくちゃ暑かったのと、ゆんちゃんも力を入れて僕に思いきりもたれかかってくるし、僕自身もゆんちゃんの腰をさすり続けているしで、お互いにそうとうな熱を発していたと思うんですよね。そしてこれは失敗なんですが、あの日はロンTを着て行ってしまって…。次があれば絶対、半袖Tシャツを着ていきます!

あと、分娩台が思ったよりも高くて、立ち会っている間はずっと片足立ちをしなくてはならない状態でした。だから、次の日は足がパンッパンになりましたね。

――動画を見ましたが、ゆんさんは、すごく我慢強い妊婦さんでしたね。

シルクロード 本当に、まるで侍みたいでした。陣痛で痛みが来ている間も、ずっと座って耐えていましたね。

息子が生まれた病院は、無痛分娩で有名なところだったんです。でも、彼女は最後まで、自然分娩にこだわっていました。入院当日の朝まで、「本当に大丈夫?途中で無痛分娩に切り替えてもいいからね」と伝えましたが、「いい、このまま自然分娩でいく」と言われました。

普段のゆんちゃんは、痛いのが大嫌い、注射も大嫌いなんです。でも、自分のためではなくて、人のために頑張れるところはもともとあって、だから出産のときも、子どもの無事だけはという強い思いがあったんじゃないかなと。あのときは顔つきがいつもと全然違っていて、土壇場での強さを感じました。

そして、息子が生まれた瞬間には安堵(あんど)の表情に。「ああ、よかった〜」という、母親の顔になっていましたね。

不安だらけだった立ち会い出産。夫婦でしっかり話し合うことで決意できた

誕生直後、初めて息子さんを抱っこするシルクロードさん。まだまだぎこちない様子。

――立ち会い出産は最初から希望していたのでしょうか?

シルクロード ゆんちゃんから「立ち会ってほしい」と言われたんです。ただ、「立ち会い出産」という言葉を聞いたときに、「僕は何をしてあげられるんだろう」と考えましたし、すごく不安にもなりました。というのも僕、血を見るのがすごく苦手なんです。

立ち会いに関しても、動画やネットなどで、いろいろな意見を目にしてしまって。実際に立ち会ったらテンパって何もできなかったとか、気を失ってしまったとか…。なかには、奥さんにいろいろ言われて、メンタルがやられる人もいるそうで。そういういろいろな意見を聞いて、果たして立ち会いをするのが正解なのか、どうしたらいいのかなと悩みましたね。

でも出産って、男の人は絶対に経験できないことですよね。だから、どうにかしてサポートはできるんじゃないかなと。それに、出産に立ち会ったほうが、これからの子育てに対する考えかたも変わるんじゃないかと思ったんです。そういったことを、2人で時間をかけて話して、最終的には立ち会うことに決めたんです。

立ち会うと決めてからは、そこから猛烈に調べて、勉強しましたね。結果的に、立ち会いをしてよかったなと思っています。

――シルクロードさんもゆんさんも、自身のチャンネルで、出産シーンの動画を公開しています。どんな思いがあったのでしょうか。

シルクロード 動画を公開することは、すごく勇気と覚悟がいることでした。さまざまな意見があるだろうなというのも、覚悟の上です。でも、それをあえて公開したのは、僕たち2人とも今回の出産に関して、YouTubeに投稿されている出産動画がすごく参考になったし、それに助けられたからです。それで、自分たちの動画も、だれかの役に立てばと公開を決めました。

大人顔負けのいびきをかきながら朝まで眠る息子に、思わず「2周目か!?」

息子さんと添い寝をしながら眠るシルクロードさん。息子さんが指をぎゅっと握る様子がかわいらしい。

――産後のゆんさんは、どんな様子でしたか?

シルクロード めちゃくちゃ元気なんですよ。産後も、動画を見てもらうとわかると思うんですが、朝食をモリモリ食べていて。産後でハイになっているのかな?と思ったら、それ以降もずっとそのまま元気で。しんどそうだなと思うこともあまりないですね。

うちの息子、とにかくすごくよく寝る子なんですよ。新生児のころから、心配になるぐらい眠るので、寝てくれなくて大変…ということがほとんどなく、朝までぐっすりです。息子のベビーベッドには、ベビーモニターを設置して、さらに心拍がチェックできるシートを背中の下に敷いているのですが、別室でモニターを見ていると、あまりにも息子が動かなくて。それで、心配になって見にいくと、大人みたいないびきをかいて寝ているんです。思わず、「おまえ、人生2周目か!?」と思うぐらいです(笑)

昼間も、ミルク飲んで寝て、起きるといっぱい笑って…という感じで、泣いちゃってどうにもならないということもないですね。泣くときは、これから泣くぞ!というオーラを出してきます。30〜40代のおじさんのような、すすり泣きをし出すので、そろそろ泣くなとわかるんです。

あとは、すごくわかりやすいのが、おむつを替えて欲しいとき。足をパタパタさせながら泣くので、すぐにわかるんですよ。そのサインが出たら、近くにいるほうがおむつ替えをするようにしていますね。

――得意な育児はありますか?

シルクロード 僕、寝かしつけはけっこう得意です。息子は、泣き声でどうしてほしいのかがわかりやすいんです。そのなかで、寝たいんだけど、上手に寝られない…というときの泣き方があって。そういうときは、肩の高い位置で抱っこして、息子に僕のほっぺをくっつけて、トントンしたりゆらゆらすると眠るんです。あとは、癒やしの音楽を流してくれる「リラクサー」というアプリがあって、それでオルゴールの曲を流すとそれでさらによく寝てくれます。抱っこで寝たらベッドに置いて、しばらく添い寝をするのがいつものパターンですね。

逆に苦手なのは、夜中のミルク。僕、一度寝てしまうと、全然起きないんですよ。だから、そこはゆんちゃんにお願いしています。お願いする代わりに、夜眠る前に、哺乳びんに粉ミルクを測って入れて、保温できるポットを枕元に置いておくのが僕の担当です。

お話・写真提供/シルクロードさん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部

初めて「立ち会い出産」ということを聞いたときは、とても不安だったというシルクロードさん。夫婦で話し合いをし、これからのことを考えて決意したそう。動画などでしっかり勉強を重ね、当日はできるだけのことができたと言います。立ち会い出産の動画を公開したのも、だれかの役に立てたらという思いからだとか。
次回は、自身の父親との関係や、これからの子育てについて聞きます。

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2024年6月の情報で、現在と異なる場合があります。

シルクロードさん

PROFILE
動画クリエイター。中学の同級生が集まってできた、6人組動画クリエイター「Fischer's」のメンバー。チャンネル登録者数は847万人(2024年5月現在)。2023年5月に、動画クリエイター・ゆんさんと結婚。2024年の春には第1子となる男の子が誕生。

「Fischer’s」のYouTubeチャンネル

シルクロードさんのYouTubeチャンネル『ロードシルク』

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