18日、長春国際光電子博覧会で犬型ロボットを見る来場者。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
【新華社長春6月19日】中国吉林省長春市の北東アジア国際博覧センターで18日、2024長春国際光電子博覧会が3日間の日程で開幕した。光電子情報産業の交流や協力、融合、発展の推進を目的として、光電子情報分野における最先端のホットトピックや最新製品に焦点を当てている。
同博覧会の展示面積は7万平方メートル余りで、13分野の企業675社が出展。このうち、科学技術分野の「小巨人企業（大きな成長が見込まれるスタートアップ企業）」は16社、「専精特新（専業化、精細化、特色化、斬新化）小巨人企業」は60社、上場企業は51社を数える。また、オランダのヘルスケア大手フィリップス、中国のPC用ディスプレー大手の冠捷科技（TPVテクノロジー、光学部品大手の舜宇光学科技（集団）、自動車大手の中国第一汽車集団、鉄道車両最大手、中国中車（CRRC）傘下の中国中車長春軌道客車、同市の衛星開発企業、長光衛星技術など業界トップ企業118社が参加した。
18日、長春国際光電子博覧会の展示館に入る来場者。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
会期中にはライトカンファレンス2024や光電分野の学術・応用研究会議など重要な会議のほか、技術成果の発表や企業・人材誘致プロモーションイベント、先進人材採用説明会も行われる。
同市は新中国における光電子産業の揺り籠として、国内で光学分野初の研究所が誕生したほか、光学ガラスやルビーレーザー、電子顕微鏡、光波測距儀など多くの「中国初」を生み出してきた。ここ数年は光電子情報産業の発展に力を注いでおり、今年1～3月の同市の光電子情報産業生産額は前年同期比17.8％増の179億2千万元（1元＝約22円）となっている。（記者/趙丹丹）
18日、長春国際光電子博覧会で仮想現実（VR）ゴーグルを試着する来場者。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
18日、長春国際光電子博覧会に展示された、自動操縦型有人eVTOL（電動垂直離着陸機）「EH216-S」の試乗体験をする来場者。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
18日、長春国際光電子博覧会で、低侵襲外科手術ナビゲーションシステムを展示する、長春理工大学の職員。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
18日、長春国際光電子博覧会に展示された、火星探査機「天問1号」の高解像度カメラ模型。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
18日、長春国際光電子博覧会に展示された、2023年6月に運搬ロケット「長征2号D」に搭載され打ち上げに成功した、中国国内最多となる衛星41基のドッキング模型。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
18日、長春国際光電子博覧会の展示館。（長春＝新華社記者/顔麟蘊）
