ミエタ、中高教員などを対象とした「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」を無償開催

ミエタは、全国の中学・高等学校の教職員および教育に関心のある一般の人を対象にした、「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修(基礎講座)」を、8月に開催する。なお、同研修は三菱みらい育成財団による2024年度助成事業への採択によって実現しており、参加費は無償となっている。

「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」は、実社会に存在する問いの解決に挑戦する「社会行動」型教科学習の授業計画を担う探究コーディネーターの育成およびコミュニティ創出を目的とした教育プログラム。

基礎講座では、「実社会の問いを解決する『社会行動』型教科学習の授業計画を策定ならびに運営するスキル」を学べるようになっており、同一の講義内容を3日間(午前/午後)開催する。参加者は、3日間のうち午前1回、午後1回の講座を受講することで修了となる(オンライン開催×2日、対面×1日を予定)。なお講座内容にグループワークが含まれるため、聴講のみの参加は不可となっている。

午前の部の内容は以下の通り。

  • 国内外を取り巻く環境や教育業界の潮流
  • 大学入試改革の現状、推薦入試や総合選抜入試対策
  • 外部プログラムのコーディネート方法やカリキュラムとの連動実現に向けて
  • ケーススタディ

午後の部の内容は以下の通り。

  • 「社会行動型教科学習」授業計画フレームワークに関する講義
  • フレームワークを用いた授業計画の作成、全体での発表・共有

中学・高等学校の教員のうち、おもな参加対象は以下の通り。

  • 5年目以降の探究学習を運営している教員
  • 学校のカリキュラムを作成する主任、チームリーダー
  • 推薦指導や、新たな進路選択・指導を模索している教員
  • 自分の興味・関心を授業に活かしたい教員

特に以下のような悩みや希望を持つ人に適している。

  • 総合探究/学習や他教科、行事の探究学習をアップグレードさせたいが、経験がなく不安
  • 探究学習の授業機会に学年の教員団をうまく巻き込みたい
  • 探究学習プログラムがイベントのような一過性の機会に終始してしまうため、他の授業機会と連携した効果的なものにしたい
  • 探究学習で学んだ経験をキャリア学習や進路指導(入試対策)にうまく紐づけたい

なお、教員以外ではコーチングやファシリテーションの経験を教育現場に活かしたい人や、20代~40代の社会人で教育現場に携わることに関心がある人が参加対象となる。

実施候補日は、8月9日・19日・20日・21日・24日のうちいずれか3日間で、開催時間はいずれの日も午前の部が9時~12時、午後の部が13時~16時。申し込みの締め切りは7月22日で、定員は90名になる。

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