高校生達が真剣な眼差しで行っているのは、百人一首の札を取り合う「競技かるた」です。
素早く札を取り合う姿や、その激しさから、『畳の上の格闘技』とも言われています。
郡山市にある安積黎明高校。
紹介する部活は、安積黎明高校かるた部です。
こちらのかるた部は創部17年目。
過去には「かるたの甲子園」と呼ばれる全国大会で、優勝した経験もある強豪校です。
今月開催された県大会でも団体戦優勝。
16回連続の全国大会出場が決まっています。
部員は現在、選手22名で活動。
来月の全国大会に向け日々練習に励んでいます。
競技用かるたのルールは、百人一首の札100枚から一人25枚ずつ並べ、自分側にある札が全て無くなると勝ちとなります。
読み手が読み上げる上の句を聞いて、下の句が書かれた札を取り合います。
かるたの試合時間は、およそ1時間かかると言われており、集中力や記憶力、そして瞬発力が求められます。
3年の伊藤日菜(ひな)選手。
Q:なぜかるた部に入ろうと思ったんですか?
\---伊藤選手「体験入学をした時にかるた部を見て、先輩方がかっこよくて入部を決めました。始めたときは上手にできなかったけど、毎日練習していく中で、自分の成長を感じられて楽しいと感じています。」
橋本亜友音(あゆね)選手。
チームをまとめるキャプテンです。
\---橋本選手「思っていたよりキツい競技で驚きました。初心者の人も多くて、誰でも始められる競技なので、とても楽しいなと思っています。」
3年の鈴木暖乃(はるの)選手はかるた部のエース!
Q:鈴木選手の強みはなんですか?
\---鈴木選手「出だしが速いので相手が怖がる時がある。逆に言えば出だしが早過ぎてお手が多い(短所)。」
では、どのような練習をしているのか、見せていただきましょう。
この日は団体戦の練習。まずは、「チームミーティング」を行います。
Q:どんなことを話しているんですか?
\---チーム一同「団体戦での声掛けとか戦略とかを話し合ってチームで挑んでます。」
チームミーティングの次は「団体戦」。実際の試合を想定した練習です。
迫力ありますね。チームを鼓舞する気合いの入った掛け声が響きます。
\---本間先生「何も指導しなくても、自分たちで全部考えて動くように、先輩から続いてきたことを自分たちでまたやって、後輩につなげていく自主性にあふれた生徒たちだと思います。」
部員達は、先輩達の想いを引き継ぎ、練習に励んでいるんですね
Q:部の雰囲気はどうですか?
\---選手一同「みんな心が優しくて仲良しで、和気あいあいとしています。中でもムードメーカーは吉田乃華さん。」
Q:安積黎明高校かるた部の直近の目標は?
\---選手一同「全国大会でベスト8を目指して頑張ります!」
全国での活躍を応援しています。
『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年6月26日放送回より)
・
・
・