英女王エリザベス2世の人生を、実際にあったエピソードを元に描いたドラマ『ザ・クラウン』は、Netflixで世界的人気を誇る作品です。
2023年12月に配信されたシーズン6をもって完結しています。
ダイアナ元妃の死を扱い、現代の王室メンバーが登場する最終シーズンは特に注目を集めました。
ダイアナ元妃を演じたのは、『チャタレイ夫人の恋人』のエマ・コリン(シーズン4)と、『TENET テネット』のエリザベス・デビッキ(シーズン5〜6)。
ウィリアム王子(現皇太子)をエド・マクベイとルーファス・カンパが、若き日のキャサリン妃(ケイト・ミドルトン)をメグ・ベラミーが演じています。
メグは、同作が初のドラマ出演。大役を演じるうえで、心ない批判を受けたことについて語りました。
英国アカデミー賞に出席したメグ。2024年2月18日撮影。
英メール・オン・サンデー紙が発行する雑誌『You』の取材 に対し、キャサリン妃に抜てきされた当初、ネットで「自分の体に関する否定的なコメント」ばかり見かけたと話します。
ほとんどが「キャサリン妃を演じるには、太り過ぎている」という趣旨だったそう。
2008年7月、ジョージ5世の曾孫ローズ・ギルマンの結婚式に参列したケイト・ミドルトン。
「この業界で女性でいるというのがどんなことか、垣間見た気がしました」
「オーケー、これは距離を置けというサインだ。だってなんの意味もないのだから」と思ったメグは、アンチコメントに目を通すのをやめたといいます。
「ネットの荒らしの意見に、耳を傾けることはできません」
ロンドンで開催された『ザ・クラウン』最終シーズンのプレミアに参加したメグ。2023年12月撮影。
「私には素晴らしいことがたくさんありました。(アンチコメントは)負け犬の意見。私はこっちで最高の人生を送っています!」
メグは『ザ・クラウン』出演のため、キャサリン妃の映像を何時間も見て、声や仕草を研究したといいます。
「キャサリン妃と、長い時間を "一緒に" 過ごしました。一方的に、奇妙なつながりを感じています。キャサリン妃はとても優雅で、すばらしくて、自信に満ちている。私はずっと彼女のことが好きです」