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魚の消費拡大を目的とした魚食普及講演会が30日、茨城県ひたちなか市青葉町の市文化会館で開かれた。東京海洋大客員教授のさかなクンが講師を務め、軽快なトークで魚の魅力を紹介した。親子連れの市民ら約1300人が参加し、熱心に耳を傾けた。
講演会は同市誕生30周年記念事業の一環。市や市商工会議所、漁協などでつくる市魚食普及活動実行委員会が主催した。
さかなクンは、イセエビやヒラメ、ホウボウ、アンコウなど那珂湊漁港で水揚げされた魚の絵を描きながら、それぞれの生態や体の特徴、お勧めの食べ方などを紹介した。同市魚食普及推進大使も務めており、「魚に関心を持ってもらい、さまざまな食べ方で魚を味わってほしい」と呼びかけた。
市立高野小3年の小川大知さん(9)は「とても楽しい講演会で、初めて知った魚もいて勉強になった。いろいろな魚を食べたくなった」と笑顔を見せた。
市は2016年に魚食の普及を推進する条例を制定。毎月10日を魚食普及推進日とし、同実行委が魚食普及の講演会や魚料理教室の開催、地元水産物のPRなどを行っている。