沖縄タイムス賞、5個人と2団体を表彰 1個人に感謝状 功績をたたえる

沖縄タイムス賞を受賞した(前列左から)呉屋守將さん、岸本一夫さん、アレン奨学会沖縄の宜野座映子代表、石川真生さん、(後列左から)伊波清吉さんの代理・比嘉正夫さん、安里幸男さん、公益財団法人対馬丸記念会の髙良政勝代表理事、大﨑洋さん=1日、那覇市のザ・ナハテラス(喜屋武綾菜撮影)

 第68回(2024年度)沖縄タイムス賞の贈呈式と祝賀会が1日、那覇市おもろまちのザ・ナハテラスであり、各分野で功績のあった5個人と2団体に正賞が、1個人に感謝状が贈られた。

 正賞は産業部門で金秀グループ会長の呉屋守將さん(75)、文化部門でグラフィックデザイナーの岸本一夫さん(89)、写真家の石川真生さん(71)、体育部門で沖縄小林流空手道米国志道館館長の伊波清吉さん(91)、バスケットボール指導者の安里幸男さん(70)、社会活動部門で公益財団法人対馬丸記念会(髙良政勝代表理事)、国際部門でアレン奨学会沖縄(宜野座映子代表)がそれぞれ受賞した。

 感謝状は吉本興業ホールディングス前代表取締役会長の大﨑洋さん(70)に贈られた。

 沖縄タイムス社の武富和彦社長は「沖縄を愛し、沖縄を思いながら、沖縄に軸足を置き、国内外に目線を向けて活動を続けている皆さまを顕彰できることはこの上ない喜び」とあいさつ。産業部門の受賞者、呉屋さんは「タイムス賞にふさわしい仕事ができるよう、あと5年、10年頑張っていく」と決意を述べた。

 祝賀会では玉城デニー知事が祝辞を述べ、琉球海運の宮城茂会長が乾杯の音頭を取った。(社会部・勝浦大輔)

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