世界一美味しい市販酒を決める日本酒品評会【SAKE COMPETITION】

【SAKE COMPETITION】“ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう新しい基準を示したい”という理念の元に、2012年から始まった世界最大級のコンペティション。審査対象は市販されている日本酒のみ、完全に銘柄を隠し、日本酒の酒質のみで競うことに徹底しています。ブランドや銘柄に左右されることなく、どんなブランドでも1位をとるチャンスがある品評会です。

【SAKE COMPETITION 2024】結果発表

2012年から開始した本品評会は、2019年には総出品数1,919点という世界最大級のコンペティションとなったものの、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により2020年以降中止を余儀なくされました。

2023年には出品数を1,000点に絞り、4年ぶりの開催となりました。2024年は「純米酒」「純米吟醸」「純米大吟醸「Super Premium」部門に加え「海外出品酒」部門を再開し全5部門。6月12日にザ・ペニンシュラ東京にて最終順位の発表及び表彰式が開催されました。

次世代の若手活躍推進に取り組み続けるダイナースクラブ

クレジットカードのダイナースクラブは日本酒品評会【SAKE COMPETITION】に協賛し、日本酒の若い造り手を顕彰する「ダイナースクラブ若手奨励賞」を授与しています。

革新的な考えをもつ次世代の作り手を応援することで、日本の食文化の中核をなす、日本酒文化の永続的な発展に寄与したいと考えています。2016年に創設、40歳以下「純米酒」「純米吟醸」「純米大吟醸」の上位受賞酒の醸造責任者から選出し顕彰します。

受賞した酒蔵には、ダイナースクラブ会員への紹介をはじめ販売拡大・製品PR の面で支援を行います。

これまでの若手奨励賞受賞蔵は、「廣戸川(ひろとがわ)」の松崎酒造(2016)、「七賢(しちけん))の山梨銘醸(2017)「蔵王(ざおう)」の蔵王酒造(2018)、「萩の鶴」の萩野酒造(2019)「雪の松島」の大和蔵(たいわぐら)酒造(2023)

2024年の受賞蔵【伯楽星特別純米】新澤醸造店に決定

本年の受賞蔵は純米酒部門第2位「伯楽星(はくらくせい) 特別純米」の新澤醸造店に決定しました。杜氏の渡部七海さんは若手奨励賞初の女性杜氏となります。入社3年目に22歳で杜氏の役割を社長の新澤巖夫から引き継ぎました。(当時全国最年少女性杜氏)。

新澤醸造店では、ベテランの杜氏に酒造りを委ねるというスタイルではなく、蔵人それぞれが日々学び、お互いを刺激し合いながらより良いお酒を目指しています。そのために、年齢・経歴・性別関係なく意見を言い合い、協力しながら酒造りを行っています。

“究極の食中酒”がコンセプト

伯楽星とは「千里の馬は常にあれども、伯楽は常にあらず」という逸材を見出す眼力の重要性を説いた言葉と、伯楽が育てた名馬が天に昇ったという地元に残る伝説に由来。「伯楽」は中国周代を生きた、馬を見分ける名人。消費者に品質を見抜いていただこうという想いが込められています。自社あたごのまつ、いま流行の日本酒よりも糖度を1/2程度低く設定しているのが特徴です。

受賞した「伯楽星 特別純米」は、メロンやバナナを思わせる香味が感じられ、フィニッシュは柑橘類のような爽やかな酸味がキレ味を演出します。扁平精米を使用していることにより、後口のキレの良さは抜群です。単体のバランスはこの商品が一番安心できます。
温度変化にも強く、燗酒の場合は70度以上の温度でも味わいが変化することなく美味しくいただけます。冷酒・燗酒、両刀使いの1本です。

今後、ダイナースクラブ会員誌「シグネチャー」誌面での取材記事やポイント交換賞品化などを通じて、新澤醸造店と「伯楽星」を支援していくのだそう!ぜひ、試してみてくださいね。

© 株式会社gift