青森・むつ市の「中間貯蔵施設」の県民説明会始まる 「事業概要や安全協定について説明」

青森県むつ市にある使用済み核燃料の中間貯蔵施設についてです。県民向けの説明会が始まり、県や事業者が事業の概要や安全協定などについて理解を求めました。

中間貯蔵施設は原発で使用した核燃料を再処理するまでの間、一時的に保管する施設で、事業者のリサイクル燃料貯蔵が9月までの事業開始を目指しています。

2日の説明会では、事業者から貯蔵建屋を2棟建設することや、使用済み核燃料の貯蔵期間を最長50年とすると説明がありました。

県は、その貯蔵期間を協定書に明記したと説明しました。

参加者から、協定書に使用済み核燃料の搬出先が明記されていないのはなぜかといった意見が出たのに対し、県は、国が示した通り搬出時に稼働している再処理工場に運び込むと答えていました。

【宮下知事】
「私は、きょうの県民説明会では、新しい論点というものがあまり出なかったなというふうに思っていますし、我々の説明の仕方も、もう少し簡潔に、県民の方に分かりやすく説明すべきかなというふうには感じました」

中間貯蔵施設に関する県民説明会は5日まで続きます。

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