中居正広、独立後4年間ともに歩んだマネジャーと別れ ささやかれる深謀遠慮―STARTO社&本人に聞いた

中居正広(C)ピンズバNEWS

7月13日放送の音楽特番『音楽の日2024』(TBS系)の総合司会も控え、絶賛活躍中の中居正広(51)。今秋の改編では東野幸治(56)、ヒロミ(59)とともにMCを務める『THE MC3(仮)』(TBS系)のレギュラー化が一部で報じられるなど、さらに勢いが増している。

そんな中居の個人事務所『のんびりな会』から、ある人物が離れたという。芸能プロ関係者が話す。

「中居さんが旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)から独立して『のんびりな会』を立ち上げてから、4年間彼を支え続けてきたマネジャーのA氏が、中居さんのもとを去ったといいます。すでに関係各所にも挨拶済みだといいますね」

中居は2020年2月の独立発表会見で、長年にわたって中居のマネジャーを務めた男性が、旧ジャニーズ事務所を退所後も「出向」という形でサポートすることを明らかにしていたが、そのマネジャーがA氏だと言われている。

A氏は中居とは20年近くの付き合いで、中居がラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)で「ながたまさん」のあだ名で何度も話題に出していることから、ファンの間でも有名な人物である。

「A氏は中居さんのもとを離れ、旧ジャニーズタレントや社員の受け皿である新事務所STARTO ENTERTAINMENTで働いているといいます。“出向先”だった『のんびりな会』から戻った形と言えるのでしょうか。

A氏が『のんびりな会』を離れたのは、中居さんとの関係が悪化したわけではないといいます。一部からは、中居さんサイドの“旧ジャニーズとの決別”アピールという目的では、という声が上がっていますね」(前同)

旧ジャニーズ事務所は、23年9月にジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題から企業としての信頼が失墜。スポンサーの撤退による“CM降板ドミノ”、NHKを筆頭に複数のテレビ局でタレントの降板や出演する番組の終了が相次いだことは、記憶に新しい。そして、23年10月16日をもって「ジャニーズ事務所」は消滅した。

■まだまだSTARTO社を厳しく見る企業は多い

4月10日からSTARTO社の新体制に移行してのちも、スポンサー企業からの信頼を完全には取り戻せていないと言われている。

「中居さんが総合司会の『音楽の日』で例年スポンサーをしている企業でいえば、飲料メーカーの『株式会社キリンホールディングス』(KIRIN)は旧ジャニーズを強く拒絶していて、SnowMan・目黒蓮さん(27)を“直接契約”で起用した際も、事務所への対応は変えていないことを明かしていましたね」(前出の芸能プロ関係者)

3月7日、KIRINは公式サイトにて、目黒と直接契約はしたが、旧ジャニーズ事務所のタレントと新規契約をしない方針に《変更はありません》と断言。

《引き続きSMILE-UP.社に対して被害者の救済・補償の確実な実行・進捗の開示及びSTARTO社の独立性の担保を求めていく》

《STARTO社に対して、再発防止を含めた人権尊重の取り組みの実行と進捗の開示、SMILE-UP.社との独立性を求めていくことで、企業としての責任を果たしていきます》

と、STARTO社とSMILE-UP.の経営分離に関しても言及していた。

「先に触れたように、A氏はそんな旧ジャニーズ事務所から『のんびりな会』に出向していたマネジャーです。彼が『のんびりな会』から離れることで、中居さんと旧ジャニーズとのルートは形の上では完全に切れることになる。

それによって、MCを務める『音楽の日』など多くのスポンサー企業が協賛する大型番組や、自身のCM関係においても“旧ジャニーズと関係している”というふうには懸念されなくなるでしょう。今回、中居さんと関係が良好だったA氏が離れたのは、そうした狙いがあるのではと言われているんです」(前出の芸能プロ関係者)

■STARTO社&A氏を直撃した

A氏がずっと側で支えてきた中居のもとを離れ、STARTO社に“戻った”――前出の芸能プロ関係者はこうも付け加える。

「A氏はSTARTO社に戻って、出世するらしいです。A氏自身が周囲に語っているそうで、どうやら役員になるのでは、とも聞こえてきています」

本サイトが、STARTO社にA氏について聞くと、

「個別の従業員在籍の有無、照会には応じておりません」

との回答があった。また「弊社の役員構成は以下URLよりご確認ください」と回答されたリンク先の役員一覧には、A氏の名前は確認できなかった。

それならばと、本サイトはA氏を直撃。携帯電話に出てくれたA氏に、中居のもとを離れたこと、STARTO社に“戻り”役員になる、という話を聞いたところ、中居の件にはSTARTO社同様に言及せず、

「STARTO社のサイトの記載通りで、“役員”ではありません」

と回答があったのみで、その後、連絡は取れなくなった。

「STARTO社では6月1日に、新たに福田淳社長のソニー・ピクチャーズ エンタテインメント時代の先輩にあたる方が社外取締役に就任しましたが、役員関係ではそれ以外の変化はなかったですね。STARTO社に戻ったというA氏の役員昇格というのは、まだまだ先の話のようですが、かなり重要なポジションを与えられたと聞こえてきました。

中居さんはここにきてA氏と別れ、CMや大きな特番など、さらに仕事を拡大させていくつもりなのかもしれませんね」(前出の芸能プロ関係者)

22年の秋には体調を大きく崩し、入院生活を送っていた中居。見た目には体調も完全回復したようで、身辺もあらためて整理し、50代に入ってさらなる進撃を見せるのかもしれない――。

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