「半夏まつり」古式ゆかしくみこし行列 宿場町の風情漂う大内宿

行列を作り、宿場町を古式ゆかしく練り歩いた半夏まつり=2日、下郷町・大内宿

 下郷町の国重要伝統的建造物群保存地区「大内宿」で2日、800年以上の伝統を誇る「半夏(はんげ)まつり」が開かれた。宿場町の風情が漂う中、みこし行列が古式ゆかしく練り歩いた。

 後白河天皇の第2皇子とされる高倉以仁王(もちひとおう)をまつる高倉神社の祭礼。季節の移ろいを示す「半夏の日」に合わせて開いている。

 太鼓や笛の音が鳴り響く中、白装束や烏帽子(えぼし)姿の地元青年らが行列を作り、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを願った。

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