by 石山 裕規
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米Metaは7月2日(現地時間)、プロンプトから1分以内に3Dアセットを生成できるAIモデル「Meta 3D Gen」を発表した。同社の公式サイトにて、テクニカルレポートが公開されている。
「Meta 3D Gen」は、高解像度のテクスチャとマテリアルマップを有する高品質な3Dアセットをエンドツーエンドで一括生成する新しいAIモデル。内部的には「Meta 3D AssetGen」(プロンプトからメッシュ生成)、「Meta 3D TextureGen」(プロンプトからテクスチャ生成)を統合した2段階方式を採用しており、各機能の強みを組み合わせることで、プロンプトからの3Dアセット生成をわずか1分以内に実現している。これは既存のソリューション技術よりも3倍から60倍高速であるという。
また「Meta 3D Gen」は物理ベースレンダリング(PBR)に対応。生成されたアセットにアニメーションを導入したり、過去に作成した3Dモデルに追加のプロンプト入力で再テクスチャリングしたりできるようだ。ユーザーのプロンプト入力に対して忠実に応答するため、よりパーソナライズされたコンテンツ制作が可能となっている。
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なお、執筆現在、本技術は研究段階のものであるが、ゲームコンテンツ、VR/ARアプリ、映画の特殊効果などにおける3Dコンテンツ制作を効率化する新技術として注目を集めている。