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パリ五輪切符を逃したスポーツクライミング女子の伊藤ふたば(デンソー岩手)は2日、盛岡市のオノデラサインクライミングベース(県営運動公園スポーツクライミング競技場)で「心の整理はついていないがすごく悔しい」と心境を語った。今後の目標に「ワールドカップ(W杯)の優勝」を掲げ再出発を誓った。
伊藤は6月のパリ五輪予選シリーズ最終戦で決勝に進めず、初の五輪に届かなかった。地元で報道各社の取材に答え、「追い詰められた時に少し焦ってしまった」と反省点を挙げたが、野中生萌らとの激しい切符争いでたくましさを増した。「すごく苦しい時もあったが、最後までやり切れたのはいい経験」と振り返った。
支えになったのは地元の応援だった。「すごく大きな力になった。そのおかげで最後まで頑張ってこれた」と感謝。だからこそ、なじみの場所で再スタートを切った。