JR北海道 昨年度の路線別収支 赤字幅が縮小

JR北海道は3日、昨年度の線区ごとの収支を発表しました。赤字幅は前の年度より縮まったものの、コロナ前の水準には及びませんでした。

 路線全体の営業損益は598億7600万円の赤字となり、前の年度に比べ60億円余り赤字幅が縮小しました。ただ、コロナ前の2019年度と比べるとおよそ47億円赤字が拡大しています。乗客が戻り切っていないことに加え、電気代や燃料費の高止まりで営業費用が増えていることも要因だということです。

線区ごとで見ると札幌圏は新型コロナの5類移行などの影響でエアポートが好調だったこともあり、営業損失を42億円ほど縮めました。しかし、JRが単独では維持困難とする区間では営業損失が9億円ほど拡大しています。

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