「家でじっくり眺めて楽しみたい」 新紙幣の両替スタート、名古屋の金融機関で行列

メ~テレ(名古屋テレビ)

20年ぶりに、新紙幣が発行されました。一部の金融機関で始まった両替では、行列ができていました。

午前8時前、日本銀行名古屋支店では―― 梱包された紙幣の、種類や金額を確認する日本銀行の職員。 名古屋支店では3日、愛知・岐阜・三重の金融機関に計1381億円の新紙幣を引き渡しました。 「本日以降、新たな偽造防止技術を追加した新しいお札は、金融機関の窓口やATMなどで入手可能となり、偽造抵抗力が一段と高まるものと認識しております」(日本銀行 名古屋支店 発券課 黒川裕之さん)

「3Dホログラム」が、世界で初めて採用

偽造防止のため、立体的な肖像が左右に回転する「3Dホログラム」が、世界で初めて紙幣に採用されました。 1万円札は“近代日本経済の父”、渋沢栄一。 5000円札は、女性の地位向上や教育に尽力した、津田梅子。 1000円札は、細菌学者の北里柴三郎の肖像がデザインされています。

新紙幣の両替に30人ほどの列

午前11時半すぎ。 三菱UFJ銀行の名古屋営業部には、4億8千万円分の新紙幣が到着しました。 両替がスタートする午後1時を前に、窓口の外には30人ほどの列ができていました。 先頭の人は両替開始の4時間前、午前9時から並んだそうです。 そして―― 午後1時に、新しい紙幣への両替が始まりました。 窓口には、多くの人が訪れ、次々と新紙幣へ両替されていきます。

新紙幣を手に入れた人は…

さっそく新紙幣を手に入れた人は―― 「初めて手にして、すごく緊張と重みを感じております」(新紙幣に両替した人) Q.使っちゃいますか、すぐに 「さすがに、しっかりと飾らせていただきます」(新紙幣に両替した人) 「すごく、わくわくしていたので、うれしいです。ストライプ柄のホログラムですね、3Dホログラムが1番気になっていたので。家に帰ってじっくり、眺めて楽しみたいと思います」(新紙幣に両替した人)

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