伝承センターで「徳地和紙3人展」が7月15日まで 「嘉子と仲間たち・真実・春香」による80点が展示

 山口市指定無形文化財「徳地手すき和紙」(以下徳地和紙)を使った作品展「夏を探す!和紙めぐり徳地和紙3人展」が、山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)で、7月15日(月・祝)まで開かれている。同館の7月の「マンスリー企画」で、観覧時間は午前9時から午後5時まで。入場無料。

 「嘉子と仲間たち・真実・春香」による約80点が展示。冨永嘉子さんらによる人形、書家・村上真実さんによる文字と絵の「書アート」、徳地和紙職人の船瀬春香さんによるタペストリーのコラボ作品などが、所狭しと会場に並んでいる。小山哲彦館長は「施設の格子の外から臨める『夏や海の風景』だけでなく、館内(展示)にもぜひ立ち寄って」と呼びかけている。

 

また、船瀬春香さんが講師を務めるワークショップ「徳地和紙で作る七色風鈴」も、7月13日(土)に2回開催。時間は午前10時からと午後1時半からで、体験料は1000円。カラフルな徳地和紙をガラスの風鈴に貼って、自分好みに仕上げることができる。定員は各回10人で、対象は小学生以上(小学生は要保護者同伴)。参加するには同センター(TEL083-928-3333)への電話予約が必要だ。定員は各回12人(先着)。

 

 同館の「マンスリー企画」は、2022年2月にスタート。これまでに、「萩焼展」「ジオラマ展」「大内塗展」「ものづくり教室作品展」「手作りだこ展」「鷺流狂言展」などが催されてきた。今後も、月替わりで開催される予定だ。

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