【新紙幣の初日】食堂の券売機で早速使ってみた!20年ぶりの新紙幣求め金融機関に早朝の行列も【新潟】

20年ぶりの新紙幣

20年ぶりの新紙幣、早くも注目を集めています。渋沢栄一や北里柴三郎など、新しい肖像のお札の取り扱いが県内でも始まりました。いち早く手に入れようと、金融機関には開店前から行列が出来ました。

■白井希咲記者
「私の後ろにある日本銀行からすぐ近くにある新潟信用金庫では、今朝早くから行列ができ、新紙幣への切り替えを待つ人の列がありました。」

新潟信用金庫本店は、一部のメディアで「日本一早く入手できる」と報じられたためか、約20人が午前9時の開店を待っていました。
■村上市から
「(Q.何時から並んだ?)昨日の(午後)7時から。ここが1番と聞いていたので嬉しい。」

日本銀行新潟支店は、午前8時から金融機関への新紙幣の受け渡しを開始。偽造防止のための3Dホログラムの導入や、ユニバーサルデザインの活用など注目を集める新紙幣ですが、日銀は便乗した詐欺への警戒を呼びかけています。
■日本銀行新潟支店 小森谷紀明課長
「従来のお札が使えなくなるといった誤った情報とか詐欺行為には、くれぐれもご注意いただければと。」

■岡拓哉アナウンサー
「多くの報道陣が集まりました、注目の新紙幣発行。新潟市の第四北越銀行本店では、まもなく臨時の窓口が開きます。」

数十人が待ち受けた第四北越銀行本店。特別な窓口を設けて、新紙幣への交換に対応しました。
■岡拓哉アナウンサー
「いま、新紙幣が最初のお客さんに手渡されました。」

3日だけで224万枚、120億円分を準備。各店舗とATMでも4日以降、順次交換できるようにします。私も、さっそく交換してみました。
■岡拓哉アナウンサー
「私のもとにも新紙幣が来ました。人物が変わるとかなり雰囲気が変わりますね。数字も大きくなりましたし、色鮮やかになった印象です。」

■交換に来た人
「とてもきれいで工夫されていると思う。(Q.何に使う?)生活費ですかね~。」
「ちょうどお祝いのお金を包む予定がある。たぶんビックリされるのでは。本物かなと透かしてみたりされると思う。」

■第四北越銀行 大谷英之事務統括部長
「1万円札の渋沢栄一は、当行の設立にも尽力いただいた方なので非常にうれしい。キャッシュレス化が大きく進展しているが、事前にお客様から問い合わせが多数寄せられていて現金に対する関心は高いものがある。」

券売機などの新紙幣への対応も徐々に進んでいます。
■富山詠美アナウンサー
「佐渡汽船ターミナルの食堂にやってきました。ここで使うのがこちら・・新紙幣です!実際に食券を買ってみます!こちらが新紙幣に対応している機械・・?」
■佐渡汽船株式会社商事部次長 緒方直さん
「新紙幣対応しております、実は第一号です!」
■富山詠美アナウンサー
「出ました!しっかり食券買えました。佐渡汽船ターミナルの新紙幣利用者としては第一号!」

佐渡汽船は4か月前から準備を進め、数百万円をかけてターミナルや船内の食堂の券売機を新紙幣対応のものに更新しました。
■佐渡汽船株式会社商事部次長 緒方直さん
「キャッシュレスが進んでいるなか、佐渡汽船では現金を利用する人が多い。お客様優先で考えた末、新紙幣導入に踏み切った。今日間に合ってよかった。」

今後は、乗船チケットの券売機も新紙幣対応に切り替える予定です。

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