20年ぶりの新紙幣「すげぇ」の声も 秋田県内の金融機関でも取り扱い始まる

秋田朝日放送

3日20年ぶりに新しい紙幣が発行され、秋田県内の金融機関でも取り扱いが始まりました。

新紙幣は3日の県内の金融機関にも引き渡されました。午前8時すぎの日本銀行秋田支店。新たな紙幣を各金融機関へと引き渡すのを前に紙幣を確認する作業が行われました。発行開始の3日に日銀から各金融機関に引き渡されるのは約1兆6000億円で、このうち秋田支店では113億円が引き渡されます。キャッシュレス化、さらには円安が進むなかでの新紙幣発行です。新たな紙幣の顔となったのは1万円札が「近代日本経済の父」と称される渋沢栄一、5千円札が女性の地位向上に尽力した津田梅子、千円札が「日本近代医学の父」ともいわれる北里柴三郎です。紙幣を傾けると三次元の肖像が回転する世界初の技術で偽造を防止を図ります。また数字が大きく見やすくなっていて触ってもわかりやすいユニバーサルデザインが取り入れられています。

日銀から引き渡された新紙幣。秋田銀行では3日正午から本店のみで取り扱いを始めました。両替用の番号札1番を手にした男性は、午前10時すぎには受付を済ませたそうです。正午が近づくにつれ行員の動きも慌ただしくなります。そして。新紙幣との対面まであと少しです。初めて手にする新紙幣に思わず声が漏れます。秋田銀行では4日から順次各支店でも新紙幣の取り扱いを始め、8日には全ての店舗窓口で対応できるようになるということです。

そして、この新紙幣にさっそく対応しているのが秋田市の入浴施設です。2023年の秋に業者に依頼し、実際に更新作業が行われたのは6月24日でした。ここで働く人たちも初めて目にした新紙幣。券売機だけでなく「人」もいち早く慣れていきたいと話していました。

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